『ザ・フューチャー』
2013年1月下旬19日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
小説家、映画監督、アーティスト、ミュージシャンなど多彩な活動で知られるミランダ・ジュライの新作映画『ザ・フューチャー』が2013年1月にシアター・イメージフォーラムにて公開される。
ミランダ・ジュライは、映画監督として初の長編映画である前作『君とボクの虹色の世界』(2005)が2005年のカンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞、数多くの国際映画祭で上映された。監督、脚本、主演を務める本作『ザ・フューチャー』も、既にサンダンス映画祭でのプレミア上映、ベルリン国際映画祭のコンペティション部門への出品など、高い評価を得ている。本作についてジュライは、以下のように述べている。
子供のころの私は、“現在に戻る、または別の世界へ入る方法”というラベルを貼ったファイルを持っていた。中身は空っぽだったけど今でもそのファイルは残っている。そしてそんな方法があるかもしれないという感覚は持ち続けている。同時に、毎日少しずつ前に進んでいくこと自体がすごいのだと思うようにもなってきた。時がちゃんと流れていくなんてまるでSFで、ほとんど不可能に思える。これは、そういう事柄についての映画だ。(オリジナルプレスより)
ジュライは、アーティストとしてもビデオ作品、パフォーマンスやインターネットを使ったプロジェクトを発表しており、これまでにもホイットニー・ビエンナーレやヴェネツィア・ビエンナーレ、2008年の横浜トリエンナーレにも参加している。また、2010年には短編小説集「いちばんここに似合う人」が岸本佐和子訳で新潮クレスト・ブックスより出版され、次作の「It Chooses You」も同じく岸本訳で新潮社から出版が予定されている。
現在、シアター・イメージフォーラムのほか、名古屋シネマテーク、梅田ガーデンシネマ(大阪)での上映が決定している。
公式ウェブサイト:http://www.the-future-film.com/
シアター・イメージフォーラム:http://www.imageforum.co.jp/theatre/
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