Golden Lion 2001-2013
グレゴール・シュナイダー:Golden Lion 2001-2013
2013年10月18日(金)−12月7日(土)
ワコウ・ワークス・オブ・アート
http://www.wako-art.jp/
ワコウ・ワークス・オブ・アートでは、今夏、TOLOT/heuristic SHINONOMEで開催した個展に引き続き、グレゴール・シュナイダーの個展『Golden Lion 2001-2013』を開催する。
グレゴール・シュナイダーは1969年、ドイツのライトに生まれる。若干12歳で作品制作をはじめ、16歳でドイツ国内にて初個展を開催。18歳の頃から自宅の既存の壁の内側に別の壁や窓をつくるという行為を繰り返し、現在に至るまで、その未知なる空間への探求は収まることがない。そうした探求の一途はプライベートな空間からパブリックな空間へと範囲を広げ、その後も、カーバ神殿を模した黒い立方体の作品をヴェネツィアのサンマルコ広場に計画したり、窺い知れない収容所の内部を美術館に再現するなど、大規模な展開を見せている。
ロサンゼルス現代美術館やデュッセルドルフのK21美術館、フランクフルト近代美術館(MMK)、ハンブルグ現代美術館やメンヒェングラートバッハ美術館など世界各地で個展を開催。2001年には第49回ヴェネツィア・ビエンナーレにて金獅子賞を受賞している。
2010年のワコウ・ワークス・オブ・アートでの個展ではギャラリー内に「死の部屋」を建設。同展に合わせて、『グレゴール・シュナイダー:死は芸術作品か?』を出版した。また、今夏に行われたTOLOT/heuristic SHINONOMEでの展示では、インドのコルカタで行った最新プロジェクト「It’s All Rheydt」を発表している。
本展では2001年のヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞受賞をきっかけに制作してきた新作を世界初公開する。