「人口」2000-06年
MAMプロジェクト020:ガブリエル・アセベド・ベラルデ
2014年2月1日(土)-5月6日(火)
森美術館
http://www.mori.art.museum/
開館時間:10:00-22:00(2/11、4/29、5/6を除く火曜は17:00まで)最終入館は閉館30分前まで
休館日:会期中無休
※4/19は六本木アートナイト2014開催に伴い翌朝6:00まで
森美術館では、開館当初から継続するMAMプロジェクトの20回目として、リマ出身で現在はベルリンを拠点に制作活動を行なうガブリエル・アセベド・ベラルデの日本初個展を開催する。企画は同館キュレーターの荒木夏実。
アセベドは1976年リマ生まれ。リマ、ブエブラ(メキシコ)、メキシコシティにて写真や映像制作を学び、メキシコシティとサンパウロでの活動後、ニューヨークを経て、2006年よりベルリンに渡る。あらゆる政治的批評の出発点における共犯性の存在、組織と個人との関係性などに言及するアニメーションを含む映像作品や立体作品を発表している。2010年のサンパウロ・ビエンナーレや2011年のリヨン・ビエンナーレに出品されたアニメーション作品「舞台」(2004)は、集団の中で監視され、個性が奪われる社会の仕組みを、一見コミカルな漫画の様式を用いてシンプルかつ鋭く表現している。
「舞台」2004年
昨年から今年にかけて国立ソフィア王妃芸術センターで個展『パラノーマル・シチズン』を開催。そのほか、『訪問者たち』(2012,エル・エコ実験美術館,メキシコシティ)、『コーン・フロウ』(2010,フォートワース近代美術館,テキサス)、『クォーラム・パワー』(2009,カリロ・ギル美術館,メキシコシティ)など、2000年代半ばより南米をはじめ、アメリカやヨーロッパ各地で精力的な発表を続ける。
本展には、上述した代表作「舞台」のほか、新作「法令882条」を発表する。同作品はリマの自然史博物館を舞台に撮影された映像作品で、同博物館を訪れる子どもたちと謎の光のイメージが交錯する。
関連イベント
アーティストトーク
ガブリエル・アセベド・ベラルデ
2014年2月1日(土)14:00-15:30
会場:アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
定員:60名(要予約)、無料
申込はコチラ
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