藤森照信建築と「鸛庵」@ 三菱地所アルティアム


All Images:「鸛庵」Photo: Philipp Kreidl

藤森照信建築と「鸛庵」
2014年4月26日(土)-5月25日(日)
三菱地所アルティアム
http://artium.jp/
開廊時間:10:00-20:00
休廊日:5/20
※オープニングレセプション:4/26(土)18:00-19:30(閉館は20:00)

日本を代表する建築史家のひとりでありながら、建築家としても自然素材や植物を用いた建築で知られる藤森照信が設計した『鸛庵(こうのとりあん)』の制作過程を中心に総合的に展示するとともに、これまでの代表作品を模型や写真で紹介する展覧会『藤森照信建築と「鸛庵」』が三菱地所アルティアムで開催される。

藤森照信は1946年長野県生まれ。近代建築史・都市史研究の第一人者として数々の業績を残す一方で、「神長官守矢史料館」(1991)により建築家としての活動をはじめると、2001年には「熊本県立農業大学校学生寮」で日本建築学会賞(作品)を受賞。2006年には第10回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展に日本館コミッショナー兼出品者として参加している。2013年にはあいちトリエンナーレ2013にて「空飛ぶ泥舟」(2010)を発表したほか、はま松ハウス(静岡)、老董軒(台湾)を手掛け、2014年も神勝寺(広島)、たねや総合売場(滋賀)、空飛ぶ家(台湾)に取り組むほか、精力的な活動を続けている。

本展では、オーストリアのライディングで日本人建築家10名によって進められている「Raiding Project」の最初の具体的建築物「鸛庵」の初期のアイディアから最終的な建設まで、模型、スケッチ、オブジェクト、写真、映像を駆使して総合的に紹介する。「鸛庵」は茶室のにじり口などの日本様式を取り入れた宿泊可能な建築として設計され、屋根の上方にはコウノトリの巣が設けられている。展示会場では藤森の初期作品などの模型や写真も出品される。

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