ゲルハルト・リヒター『Painting』@ ワコウ・ワークス・オブ・アート


Abstract Painting (939-6) (2015) oil on canvas, 58 x 72 cm
© Gerhard Richter, courtesy of WAKO WORKS OF ART

ゲルハルト・リヒター『Painting』
2015年11月10日(火)-12月19日(土)
ワコウ・ワークス・オブ・アート
http://www.wako-art.jp/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝

ワコウ・ワークス・オブ・アートでは、現代絵画における最も重要なアーティストのひとり、ゲルハルト・リヒターの世界初公開の最新作を紹介する個展『Painting』を開催する。

ゲルハルト・リヒターは1932年ドレスデン生まれ。ドレスデン美術大学で絵画を学ぶが、61年にベルリンの壁が建設される半年前に西ドイツへと移り、デュッセルドルフ美術大学に入学する。ミュンヘンとデュッセルドルフで開催した初個展以降、世界各地の美術館で個展を開催、5度のドクメンタへの参加や金獅子賞を受賞した第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ(1997)をはじめ、数多くの国際展や企画展に参加している。日本国内では、97年に高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。2005年に金沢21世紀美術館と川村記念美術館(現DIC川村記念美術館)で日本初の回顧展を開催している。2011年から2012年にかけてロンドン、ベルリン、パリを巡回した回顧展『Panorama』、2013年にミュンヘンのレンバッハハウスで行なわれた個展『アトラス』、2014年にバイエラー財団美術館で開催した個展など、近年も第一線での活躍を続ける。なお、2015年には瀬戸内海の愛媛県にある豊島(とよしま)にパーマネントスペースを開設する。

最新デジタル技術を駆使した「Strip」シリーズ以来の個展となる本展では、上述した最新の油彩画8点のほか、ガラスにラッカーで描いた「アラジン」シリーズから日本未公開の5点、写真の上に油彩やエナメルで描いた「オーバー・ペインテッド・フォト」と呼ばれる手法による多数の作品が展示される。

Copyrighted Image