ポンピドゥー・センター・コレクション フルーツ・オブ・パッション @ 兵庫県立美術館


エルネスト・ネト「私たちはあの時ちょうどここで立ち止まった」2002年 © Ernesto Neto, Photo © Centre Pompidou, MNAM- CCI / Georges Meguerditchian / Dist.RMN-GP.

ポンピドゥー・センター・コレクション フルーツ・オブ・パッション
2014年1月18日(土)-3月23日(日)
兵庫県立美術館
http://www.artm.pref.hyogo.jp/
開館時間:10:00-18:00
休館日:月

展覧会企画のみならず幅広い内容のコレクションで知られるポンピドゥー・センター。この10年間で同センターのコレクションに加わった作品で構成された企画展『ポンピドゥー・センター・コレクション フルーツ・オブ・パッション』が兵庫県立美術館で開催される。

ポンピドゥー・センターは1977年に開館し、ニューヨーク近代美術館と並び、近・現代美術に関する世界で最も重要な拠点として知られている。2002年にはパリ国立近代美術館友の会が発足し、同センターの充実したコレクション形成を支援している。

本展には、昨年の第55回ヴェネツィア・ビエンナーレにフランス代表として参加したアンリ・サラ、昨年11月よりニューヨーク近代美術館での回顧展を行なうイザ・ゲンツケン、2010年のヒューゴ・ボス賞受賞者のハンス=ペーター・フェルドマン、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館やエスパス・ルイ・ヴィトンで個展を開催するなど日本国内でも人気の高いエルネスト・ネトなど、パリ国立近代美術館友の会からの寄贈により同センターが取得した19作家25点の作品に加え、ダニエル・ビュレン、アグネス・マーチン、ゲルハルト・リヒター、ロバート・ライマン、ピエール・スーラージュ、サイ・トゥオンブリーの作品をイントロダクションとして配置し、展覧会全体を通して同センターの現代美術コレクションのハイライトを紹介する。

会期中には、ポンピドゥー・センター国立近代美術館名誉館長のアルフレッド・パックマンや兵庫県立美術館館長の蓑豊を含む4名による国際シンポジウム「あさっての美術館」や、同館を建築設計した安藤忠雄の講演が企画されている。なお、本展はポンピドゥー・センターと兵庫県立美術館の共同企画であり、他館への巡回の予定はなし。

出品アーティスト:アダム・アダク、ファラー・アタッシ、アンジェラ・ブロック、レアンドロ・エルリッヒ、ハンス=ペーター・フェルドマン、イザ・ゲンツケン、アンドレアス・ホーファー、カーティス・マン、エルネスト・ネト、マグナス・フォン・プレッセン、ジェイソン・ローズ、アンリ・サラ、ヴィルヘルム・サスナル、トーマス・シャイビッツ、タチアナ・トゥルーヴェ、ジャナイナ・チェッペ、ツェ・スーメイ、オスカー・トゥアゾン、ジャン=リュック・ヴェルナ(以上、友の会からの寄贈)、ダニエル・ビュレン、アグネス・マーチン、ゲルハルト・リヒター、ロバート・ライマン、ピエール・スーラージュ、サイ・トゥオンブリー


Left: イザ・ゲンツケン「無題」2006年, © Isa Genzken/Courtesy Galerie Daniel Buchholz, Cologne/Berlin. Right: ファラー・アタッシ「作業場」2011年 © Farah Atassi, Both: Photo © Centre Pompidou, MNAM- CCI / Georges Meguerditchian / Dist.RMN-GP.

関連イベント
国際シンポジウム「あさっての美術館」
アルフレッド・パックマン(ポンピドゥー・センター国立近代美術館名誉館長)
ニール・ベネズラ(サンフランシスコ近代美術館長)
ラース・ニッティブ(「M+」西九龍文化地区エグゼクティブディレクター)
蓑豊(兵庫県立美術館長)
2014年1月19日(日)13:30-16:00
会場:ミュージアムホール
定員:250名(無料、事前申込)※定員に達したため受付終了。

安藤忠雄 記念講演会
2014年2月1日(土)14:00-15:00
会場:ミュージアムホール
定員:250名(無料)※要展覧会チケット


ポンピドゥー・センター外観 © Centre Pompidou / Georges Meguerditchian

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