It’s All Rheydt Kolkata 2011, bamboos, wood, choir ropes, straw, clay, polystyrene, color (23×12,2x30m (LxWxH)), Kolkata, India 01.10.2011-08.10.2011. © Gregor Schneider / Goethe Institut Max Mueller Bhavan /Germany and India 2011-2012 Infinite Opportunities / VG Bild-Kunst Bonn. Courtesy Wako Works of Art
グレゴール・シュナイダー展
2013年6月8日(土)-7月27日(土)
TOLOT/heuristic SHINONOME
http://www.heuristic.com/tolot/
開廊時間:11:00-19:00
休館日:日、月、祝
今年3月に新しくオープンしたアートスペースTOLOT/heuristic SHINONOMEでは、体験や認識、そして死といった未知なるものや、不可視なものを一貫して追求しているドイツ人アーティストのグレゴール・シュナイダーの個展を開催している。なお、本展はワコウ・ワークス・オブ・アートによる企画。
シュナイダーは1969年ライト(ドイツ)生まれ。若干12歳で作品制作をはじめ、18歳の頃から自宅の既存の壁の内側に別の壁や窓をつくるという行為を繰り返す。現在に至るまで、その未知なる空間への探求はプライベートな空間からパブリックな空間へとその範囲を広げている。なかでも、2005年には、カーバ神殿を模した黒い立方体の作品のへヴェネツィアのサンマルコ広場の建築を計画し、2007年には、窺い知れない収容所の内部を美術館に再現するなど、大規模な展開を見せている。
ロサンゼルス現代美術館やデュッセルドルフのK21美術館、フランクフルト近代美術館(MMK)など世界各地で個展を開催し、2001年には第49回ヴェネツィア・ビエンナーレにて金獅子賞を受賞している。2010年にはワコウ・ワークス・オブ・アートでの4度目の個展となる『Toter Raum, Tokio 2010(死の部屋)』でギャラリー内に「死の部屋」を建設している。なお、同展に合わせて、『グレゴール・シュナイダー:死は芸術作品か?』を出版している。
本展では、インドのコルカタで行った最新プロジェクト「It’s All Rheydt」からの新作を発表。そのほか、映像、写真、立体作品も展示している。
なお、TOLOT/heuristic SHINONOMEでは、ワコウ・ワークス・オブ・アートの全取り扱いアーティストの約40点の作品を展示した『ギャラリーセレクション展』も同時開催しており、同建物内のG/P+g3/ galleryではイナ・ジャン『in a world without words』、YUKA TSURUNO GALLERYでは『Summer Group Show 2013』が8月10日まで開催中。
Installation view. Courtesy Wako Works of Art