copyright the artist. courtesy ShugoArts
リー・キット『By the way,』
2014年1月11日(土)-2月8日(土)
シュウゴアーツ
http://shugoarts.com/
開廊時間:12:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※オープニングパーティー:1月11日(土)18:00-20:00
昨年のヴェネツィア・ビエンナーレに香港代表として参加したリー・キット[李傑]の3年ぶりとなる日本での個展『By the way,』がシュウゴアーツにて開催される。
リー・キットは1978年香港生まれ。現在は台北を拠点に活動している。多彩なメディアを横断しながら、自身を取り巻く環境や個人的な経験に深く根差した実践を発表している。香港中文大学にて画家としての教育を受けるも、布に描いたペインティングをテーブルクロスやカーテン、寝具などに用いるといった、従来の絵画に捕らわれない制作を展開する。その作品の現代性は、西洋由来の近現代絵画の文脈からさりげなく逸脱した、アジア文明、香港文化に根差す点に特徴付けられる。
先述したヴェネツィア・ビエンナーレへの香港代表としての参加のほか、昨年は上海の民生現代美術館での個展を開催。また、昨年新設された2013年ヒューゴ・ボス・アジア・アート賞の最終候補に残り、ロックバンド・アート・ミュージアムでの展覧会に参加している。そのほか、ニュー・ミュージアム、ニューヨーク近代美術館(ともに2012)など、欧米、アジアを中心に作品を発表している。
[前略]つまり、絵が上手いから画家なのではなく、展示が良いからでもなく、その画家の行為によって人々が彼の展覧会や作品の存在を感じるからこそ、その人は画家なのです。私にとって、これは呼吸と同じことです。そこに人がいなくても、その人の呼吸を感じることができる。それが真に存在しているということです。[後略]
(第55回ヴェニスビエンナーレ香港パヴィリオン個展『You (you).』カタログ140ページ,ユン・マとの対談「真に存在するということ」より和訳/シュウゴアーツウェブサイトより抜粋)
copyright the artist. courtesy ShugoArts