アート・ユーザー・カンファレンス(AUC)『宮城でのアース・プロジェクト – ロバート・スミッソン ウィズアウト ロバート・スミッソン』@ 風の沢ミュージアム


「ダグ・スラント」

アート・ユーザー・カンファレンス(AUC)『宮城でのアース・プロジェクト – ロバート・スミッソン ウィズアウト ロバート・スミッソン』
2015年4月18日(土)-11月22日(日)
風の沢ミュージアム
http://kazenosawa.jp/
開館日時:11:00-17:00(10月、11月は16:00まで)
休館日:水、木
※オープニングレセプション:4月19日(日)11:00-14:00

宮城県栗原市にある風の沢ミュージアムでは、「アート・ユーザー・カンファレンス(AUC)」による展覧会『宮城でのアース・プロジェクト – ロバート・スミッソン ウィズアウト ロバート・スミッソン』を開催する。

AUCは2014年、アーティストの橋本聡、美術研究者の松井勝正が中心となって設立。芸術の「使用」、ひいては芸術を使い切り、死に向かわせることを目的としている。AUCが本展で扱うのは、ランドアートの代表作「スパイラル・ジェッティ」(1970)を含む制作活動のみならず、優れた執筆活動も残したロバート・スミッソン。スミッソンの訪れることのなかった地で、彼が制作したであろう作品を実現するプロジェクト。

知識を得るプロセスとは、知らなかったことを知るプロセスではなくて、未分化だったことが分化していくプロセスだと考えることが出来る。精神が成長するに従って世界の概念は粉々に崩壊していく。大地と同じように精神もまた崩壊のプロセスの中にあるとロバート・スミッソンは考えていた。そして本人が生きているか死んでいるかに関わらず、“ロバート・スミッソン”もまた崩壊のプロセスにある。スミッソンの作品は見られるたびにひび割れを増やし、そのテクストは読まれるたびにひび割れてゆく。
(AUC、プレスリリースより)

なお、本年度より、「土湯アラフドアートアニュアル」などのディレクターを務めるアーティストのユミソンが、風の沢ミュージアム現代美術館のディレクターを務める。本展はユミソンのディレクター就任後の1回目の展示。

関連イベント
橋本聡、松井勝正らによるレクチャー
2015年4月18日(土)、19日(日)ともに14:00-
※8月中旬にも開催予定


Above: 大地を罰する. Below: 鼻の発掘.

そのほかの関連イベントは美術館公式ウェブサイトを参照。

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