アート・オブ・メモリー 記憶をめぐる4つのレシピ @ 北九州市立美術館

北九州市立美術館40周年記念
アート・オブ・メモリー 記憶をめぐる4つのレシピ
2015年1月4日(日)-2月22日(日)
北九州市立美術館
http://kmma.jp/
開館時間:9:30-17:30
休館日:月(祝休日の場合は開館、翌平日が休館)

特設ウェブサイト:http://art-of-memory.jp/

北九州市立美術館は、同館40周年を記念して、絵画や彫刻などの伝統的な手法から、コンピュータやデジタル技術など先端テクノロジーまで、多種多様な形式で展開される新しい「記憶術」を探求する企画展『アート・オブ・メモリー 記憶をめぐる4つのレシピ』を開催する。

アートの「アルス(ars)」には、「技術」という意味が含まれている。医術や弁論術、料理術、そして、記憶術など、さまざまな技術を指していたアートは、次第に鑑賞の対象となる作品を生み出す技術としての意味合いを強め、「美術」、「芸術」を表す言葉となった。

本展では、美術と技術、そのふたつの領域を横断するアートの両義性に着目しながら、「時代の記憶」、「風景の記憶」、「人の記憶」、「自然の記憶」という4つのキーワードをもと、それぞれに異なる手法(レシピ)を用いる4組のアーティストの「記憶のアート/記憶術」を提示する。

参加アーティストは、「2000年後の41世紀から見た現代社会」をテーマに身近な物体を絵画技法を駆使して出土品や化石のように変換させた作品で知られる柴川敏之や、エレクトロニクスを使用した作品で知られ、近年は鑑賞者の感覚を研ぎ澄ますような光と影によるインスタレーションを発表しているクワクボリョウタ、幅広い活動を展開しながら、自然にまつわる心象イメージをテーマとした「イマジネイチャー」シリーズの制作に取り組むplaplax(プラプラックス)、実写映像の一コマ一コマに手描きでアクリル絵画を塗り重ね、日常の風景を新鮮なイメージへと変容させる作品で知られる北上伸江。

会期中には、参加アーティスト4組が作品や制作テーマについて語るアーティストトークなどの企画を予定している。なお、本展では、展覧会開幕前の12月26日に特別鑑賞会(定員20名、申込制)を開催する。

関連イベント
特別鑑賞会
2014年12月26日(金)13:30-15:30
会場:北九州市立美術館 本館 企画展示室
定員:20名(応募多数の場合は抽選)
展覧会特設ホームページ、もしくは往復はがき(12月10日必着)にて応募

アーティストトーク
plaplax、クワクボリョウタ、柴川敏之、北上伸江
2015年1月25日(日)14:00-
会場:北九州市立美術館 本館 講堂
定員:100名(無料)

※そのほかの関連イベントは美術館公式ウェブサイトを参照。

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