京都芸術センター「作家ドラフト2014」開催


鎌田友介「D Structure Atlas」2013年 Photo by Hajime Kato

2014年2月8日より、京都芸術センターの公募企画「作家ドラフト」による展覧会、鎌田友介『D Construction Atlas』(ギャラリー北)、高橋耕平『史と詩と私と』(ギャラリー南)が開催される。

京都芸術センターでは、若い才能を発掘、育成することを目的に2010年より「展覧会ドラフト」、2011年より「作家ドラフト」を立ち上げ、両企画を隔年開催している。今回の「作家ドラフト」には総計156件の応募があり、審査員を務めた建築家・青木淳によって、京都という町や元明倫小学校であった同芸術センターという場所性と深く関わりを持つ鎌田、高橋のプランが選出された。会期初日には、両アーティストと青木の3名によるトークが予定されている。

ギャラリー北の『D Construction Atlas』では、鎌田がリサーチ過程で発見した物や事を再構築し、構造体を作り上げ、京都における「構築と破壊の歴史」を浮かび上がらせることに試みる。鎌田は1984年神奈川生まれ。主な個展に水戸芸術館の『クリテリオム 86』(2013)や資生堂ギャラリーの『Dimension Distortion Destruction』(2012)、『D Structure』(児玉画廊,2012)などがある。

ギャラリー南の『史と詩と私と』では、高橋が閉校後の小学校とその地域、そこで活動するひとりの男性の姿を被写体にしたドキュメンタリー的/演劇的映像が交錯する作品を展示する。高橋は1977年京都生まれ。主な展覧会に『かげうつし—写映|遷移|伝染』(京都市立芸術大学ギャラリー@kcua,2012)や加納俊輔との二人展『パズルと反芻』(island MEDIUMほか,2012)などがある。


高橋耕平「史と詩と私と」 HD video(video still)

作家ドラフト2014
鎌田友介『D Construction Atlas』
高橋耕平『史と詩と私と』

2014年2月8日(土)-3月9日(日)
京都芸術センター ギャラリー北・南
http://www.kac.or.jp/
開廊時間:10:00-20:00
会期中無休

関連企画
アーティスト・トーク
審査員・青木淳 x 鎌田友介 x 高橋耕平
2014年2月8日(土)16:00-18:00
会場:京都芸術センター 和室「明倫」
無料(事前申込不要)

作家ドラフト:http://www.kac.or.jp/program/3566/
展覧会ドラフト:http://www.kac.or.jp/program/3533/

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