「ジャーナリズムの一形態としての美術批評はある役割を終えた」という前提に立つ沢山さん。その上で、芸術批評の役割とは、これまでとは全く異なる相貌や重要な細部を浮かび上がらせることであると指摘。往復書簡第2信は、誰もがもつ「批評的態度」というものに焦点を当てて考えます。 沢山遼さんのView More >

「ジャーナリズムの一形態としての美術批評はある役割を終えた」という前提に立つ沢山さん。その上で、芸術批評の役割とは、これまでとは全く異なる相貌や重要な細部を浮かび上がらせることであると指摘。往復書簡第2信は、誰もがもつ「批評的態度」というものに焦点を当てて考えます。 沢山遼さんのView More >
写真提供: 兵庫県立美術館 戦後の現代美術界を牽引されてきた中原佑介先生の訃報に触れ、いまだにその死を受け止められないでいる。昨年の針生一郎先生の死に際しても、また先んじる東野芳明先生の死に際しても、毅然として感情的な表情を見せず、何かを懐かしんでも、そこには何も生まれない。終わView More >
第1信であげられた、「批評」の役割をめぐる3つの問題――作品自体に内在している批判性について、批判が生み出す新たな視点について、そして実際に見ていない作品について書くことの有効性について。作り手の立場から投げかけられたこれらの問いに批評家はどんな球を投げ返すのか。 田中功起さんのView More >
国際的に活躍する気鋭のアーティストが、アートをめぐる諸問題について友人知己と交わす往復書簡。ものづくりの現場で生まれる疑問を言葉にして、その言葉を他者へ投げ、投げ返される別の言葉を待つ……。第5回の相手は、美術批評の沢山遼さん。約3ヶ月の間にそれぞれ3通の手紙で「作品と批評との関View More >
件名:「作ること」を受け入れる(「作ること」から解放されるために) 田中功起さんの第3信はこちら|往復書簡 田中功起 目次 田中功起さま 最後の返信になります。ちょっと感慨めいたことを書いてみたい気もしますが、この書簡全体を通しての僕の感想は、今後の僕の制作で応答したいと思うのでView More >
ビデオ・ウォール・パイク バーバラ・ロンドン Bye Bye Kipling (1986) © Estate of Nam June Paik, courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), New York. I. ある酷寒の12月の午後、私View More >
件名:「作ること」をアーティストの手から解放する 冨井大裕さんの第2信はこちら|往復書簡 田中功起 目次 冨井大裕さま 今回はサンフランシスコでこの原稿を書いてます。LAと違って、湿気があり、少し肌寒いけどなかなか過ごしやすいです。公共交通機関も発達(といってもバスがメインですけView More >
崔在銀「アショカの森」(2010)インスタレーション 撮影:武藤滋夫 提供:原美術館 *以下「Lucy」以外同様 アーティストの口から訪れたこともない街の名が、あたかもその街に住み、幾ばくかの人生の意味を引き受けることになる、その街での出来事を懐かしむように語られることがある。 View More >
Roni Horn, White Dickinson -NIGHT’S CAPACITY VARIES, BUT MORNING IS INEVITABLE-, 2007, courtesy of Rat Hole Gallery, Tokyo 1870年8月のとてもView More >
Stephen Wilks, Metamorphosis, 2010, Textiles, polyester, pulleys, textile inks, 180x900x150 cm 「産業主義が古くからあるわれわれ自身のような国においてさえ,世の中の変化は心理学的にはつView More >