日本在住の35歳以下のアーティストを対象にしたプログラム「TOKAS-Emerging」。本年度は、TOKASが選出した3組と新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための臨時休館で、昨年の展示が中止となった3組を加えた6組のアーティストが個展を開催。

日本在住の35歳以下のアーティストを対象にしたプログラム「TOKAS-Emerging」。本年度は、TOKASが選出した3組と新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための臨時休館で、昨年の展示が中止となった3組を加えた6組のアーティストが個展を開催。
九州各地を拠点に、自らの生きる環境に根ざした問題意識を持って主体的な活動を行なう7組を紹介し、この土地の独自の文化、さらにそれが生み出しつづける可能性について考察していく。
さまざまな歴史的、哲学的テクストや素材から映像作品、インスタレーション、演劇的パフォーマンスを発表してきたホー・ツーニェンが、VRをはじめとするテクノロジーを用いた新しい芸術表現を模索してきたYCAMとのコラボレーションで実現した新作インスタレーション《ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声》を世界初公開。
自然との共生など現代社会に通底するテーマを扱いながら、美術における映像表現の可能性を切り拓いてきたアーティスト、ピピロッティ・リストの約30年間の活動の全貌を紹介。
大阪府20世紀美術コレクションの可能性をアーティストとともに探る企画の第3弾として、野原万里絵を招聘し、伊藤継郎の「スケッチ・ブック」を起点に野原自身の作品とコレクションで構成した企画展を開催。
アルヴァ・アアルトとともに設計事務所を牽引し、自身も建築家、デザイナーとしてアアルト建築をかたちづくっていったアイノ・アアルトに焦点を当てた展覧会。
ホンマエリとナブチによるアートユニット、キュンチョメが2011年の活動開始より取り組んできた東日本大震災に関わる16作品を横浜市神奈川区にある民家で公開。
ヨーゼフ・ボイスとブリンキー・パレルモが1960、70年代に手がけた作品を中心に、その芸術を生の営みへと取り戻そうとするふたりに共通する姿勢を学び、社会と芸術のかかわりについてあらためて問いかけ、芸術の営為とはなにかを見つめなおす企画展。パレルモの国内公立美術館でのまとまった形での紹介は初。
「美術と映像」の歴史的な変遷を探り、映像における現代の状況を考察する中之島映像劇場。20度目の開催となる今回は映画作家・松村浩行の作品の回顧上映を行なう。
テキスタイルをコミュニケーションの手段として使用する西アフリカの伝統を受け継ぎつつ、政治や環境、社会問題などに言及する大規模なタペストリーのような作品を制作するアブドゥライ・コナテの日本初個展。