長谷川繁《死ゲル−木》2026年 作家蔵:Copyright the artist, photo by Tamotsu Kido
長谷川 繁 ペイン天狗
2026年10月24日(土)–2027年1月24日(日)
豊田市美術館 展示室1–5
https://www.museum.toyota.aichi.jp/
開館時間:10:00–17:30(入場は閉館30分前まで)
休館日:月(ただし、11/23、1/11は開館)、12/28–1/4
企画担当:千葉真智子(豊田市美術館学芸員)、都筑正敏(豊田市美術館学芸員)
展覧会URL:https://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/hasegawa2026
豊田市美術館では、画家・長谷川繁の長年の制作を新旧織り交ぜながら紹介する個展「長谷川 繁 ペイン天狗」を開催する。
長谷川繁(1963年生まれ)は、愛知県立芸術大学大学院を修了後、1989年にドイツに渡り、デュッセルドルフ芸術アカデミーでヤン・ディベッツに学んだ。1992年にオランダに移り、アムステルダムのデ・アトリエーズでのレジデンスを経て、1996年まで同地に滞在した。ナスやキュウリ、バナナ、魚といった静物画を思わせるモチーフや、ドレープや椅子の脚など西洋由来のモチーフを、意味を剥ぎ取られた形として組み合わせ、限られた要素で常に違う絵を描こうと試みてきた。2013年に発表を休止したが、その間も制作は続けられ、2019年に個展を再開して以降、精力的に作品を発表している。近年の主な展覧会に、個展「金金金生光」(Satoko Oe Contemporary、東京、2025)、特集展示「MOTコレクション Eye to Eye—見ること」(東京都現代美術館、2024)、二人展「ペイン天狗とホト愚裸夫」(See Saw gallery+hibit、愛知、2024)、個展「1989-」(横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川、2023)、個展「SCARECROW」(Satoko Oe Contemporary、東京、2023)、二人展「ペイン天狗」(カスヤの森現代美術館、神奈川、2022)、個展「painting」(Nonaka-Hill、ロサンゼルス、2022)などがある。
長谷川繁《 》1990年 作家蔵:Copyright the artist
長谷川繁《 》1994年 山口県立美術館蔵:Copyright the artist
本展では、油彩画約120点のほか、ドローイングや資料などを展示する。最初の吹き抜けの部屋では、新旧、大小の作品を織り交ぜ、長谷川の制作の飛躍的な展開と一貫性とが体感できる。なかには、およそ30年ぶりに手がけた3メートル超の大作3点も含まれる。1989年からおよそ3年半におよぶドイツ留学時代については、帰国後長らく開梱せずに留めておいた未発表作の油彩画などをまとめて紹介する。続く、オランダ時代の絵画としては、3メートルを超す山口県立美術館の所蔵作品3点を中心に展示。長谷川にとってブレイクスルーとなった「生姜」をモチーフにした作品もある。
長谷川は作品を展示する空間についても自問してきた。西洋の模倣、まがいもの文化に囲まれて生活してきたと述べる長谷川にとって、キッチュな壁紙に覆われた部屋はそれに相応しいものに感じられるという。展示室3では、長谷川デザインによるオリジナルの壁紙を背に、40点ほどの小品を全面に展示。さらに展示室5では、既製品の壁紙を背にルネ・マグリットやウィリアム・モリス、会田誠など、長谷川が選んだ豊田市美術館の所蔵作品と共に、長谷川の作品を展示する。あわせて、ガラスケース内で作家の雑多な蒐集品やドローイングを紹介する。
長谷川繁《死ゲル》2021年 豊田市美術館蔵:Copyright the artist, courtesy of Satoko Oe Contemporary, photo by Kenji Aoki
長谷川繁《酢毛悪郎 怒りの収穫編》2023年 mado collection:Copyright the artist, courtesy of Satoko Oe Contemporary, photo by Kenji Aoki
関連イベント
担当学芸員によるギャラリートーク
2026年10月25日(日)、12月13日(日)、2027年1月16日(土)各日14:00–15:00
※当日有効の長谷川繁展の観覧券が必要
死ゲルの死ぬまでトーク
2026年11月1日(日)、2027年1月10日(日)各日13:00–17:00
会場:豊田市美術館 展示室
※長谷川が展示室で作品を見ながら、半日にわたって語るギャラリートーク。途中からの参加、途中での退出も可
※当日有効の長谷川繁展の観覧券が必要
対談:長谷川繁×清水穰
2026年11月15日(日)14:00–
登壇:長谷川繁、清水穰(同志社大学教授)
会場:豊田市美術館 講堂
定員:170名(先着順)
参加費:無料
鼎談:長谷川繁×鎮西芳美×千葉真智子
2026年12月20日(日)14:00–
登壇:長谷川繁、鎮西芳美(東京都現代美術館学芸員)、千葉真智子(豊田市美術館学芸員)
会場:豊田市美術館 講堂
定員:170名(先着順)
参加費:無料
同時開催
没後20年 井田照一展
2026年10月24日(土)–2027年1月24日(日)
豊田市美術館 展示室8
https://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/ida2026
※両展を観覧できるセット券(オンライン限定)あり
