グラフィック・デザイン:阪本あかり
Stilllive Studies 2025: Interdisciplinary Performance – #3
ユニ・ホン・シャープ「Paysage d’amour(愛の風景)」
2025年6月15日(日)14:00–17:30
The 5th Floor
https://the5thfloor.org/
聞き手:権祥海(東京都現代美術館学芸員)
展覧会URL:https://the5thfloor.org/upcoming
パフォーマンスプラットフォーム「Stilllive」による、パフォーマンスの理論的、実践的な考察、身体の諸問題をめぐる知識生産に取り組む「Stilllive Studies 2025:Interdisciplinary Performance(学際的パフォーマンス)」の第3回として、ユニ・ホン・シャープによるパフォーマンス・ワークショップ「Paysage d’amour(愛の風景)」がThe 5th Floorにて開催される。
Stillliveは、身体を主題とした人間の存在意義へ問いかけるパフォーマンスを表象するプラットフォーム。2016年にスパイラルで開催した「ダダ100周年 フェスティバル + SPIRAL : GALLERY VOLTAIRE」でのパフォーマンスのために、小林勇輝とロイヤルカレッジ・オブ・アートのパフォーマンス科卒業生によって設立された。その後、2019年にゲーテ・インスティトゥート東京で開催して以降、現在まで継続的な活動を続けている。
2023年にYAU STUDIOで行なわれた「Stilllive Studies」では、2019年から培ってきた領域横断的な協働の経験を基に、パフォーマンスに関する学びの場を開くことを目的に、都市、政治、ジェンダー、コミュニティなどの課題を参加者とともに深掘りするプログラムを合計16回開催した。2025年2月から始まった「Stilllive Studies 2025」では、これまでに小林勇輝による海外レジデンス報告会と詠春拳ワークショップ、酒井直之による「ダンス・ウェル」レクチャーと、ミニワークショップをThe 5th Floorで実施した。
第3回を担当するユニ・ホン・シャープ(1981年東京都生まれ)は、テーマをめぐるリサーチから始まり、アーカイブや個人の証言・記憶を、写真や映像、テクスト、動作などの形で収集し、それらの素材を組み合わせ、過去、現在、虚構、現実がユニークでマルチプルな関係を形成する時間と空間として、パフォーマンスやインスタレーションを制作する。2005年に渡仏し、2015年にパリ゠セルジー国立高等芸術学院を卒業。現在はフランスと日本の2拠点で活動する。
これまでの主な活動に、「翻訳できない わたしの言葉」(東京都現代美術館、2024)、横浜国際舞台芸術ミーティング 2024、「ゲバルト展:制度の暴力に対する抵抗の変遷」(東京日仏学院・CAVE-AYUMI GALLERY・セッションハウス 2Fギャラリー、2024)、KIAC RESIDENCE SELECTION 2022→23「SPA of Narratives/声と語りの浴場」(城崎国際アートセンター、日本、2023)など。
本企画はトークとワークショップの2部構成となる。前半のトークでは、ユニ・ホン・シャープが過去作品と、現在取り組んでいる作品のリサーチについて語る。後半のワークショップでは、参加者に「愛」に関する文章の引用をひとつ「かけら」として会場に持参してもらい、「愛」の「かけら」から、「愛の風景」の即興的な構成を参加者と試みる。なお、ワークショップには一部暴力的なエクササイズが含まれる可能性があり、参加は任意となっている。トークまたはワークショップのみの参加も可能。
タイムスケジュール
トーク
2025年6月15日(日)14:00–14:50
会場:The 5th Floor
参加費:無料(要予約、定員20人)
ワークショップ
2025年6月15日(日)15:00–17:30
会場:The 5th Floor
参加費:2000円(要予約、現地での現金払い、定員10人)
予約フォーム:https://forms.gle/epmcGKyLXzNh6jvh7
※ワークショップには一部暴力的なエクササイズが含まれる可能性あり
※屋上などでエクササイズを行なう可能性があるため、動きやすい服装が望ましい