原良介《サギ子》2024年 作家蔵
原良介 サギ子とフナ子 光のそばで
2025年6月14日(土)-9月15日(月・祝)
平塚市美術館
https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse
開館時間:9:30–17:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし7/21、8/11は開館)7/22、8/12
企画:江口恒明(平塚市美術館学芸員)、浅野泰恵子(平塚市美術館会計年度任用職員)
展覧会URL:https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/20162006_00049.html
平塚市美術館では、油絵具による一層のみの筆致で対象を的確に捉え、明るい色彩で光あふれる風景画を制作する原良介の個展「原良介 サギ子とフナ子 光のそばで」を開催する。
原良介(1975年神奈川県生まれ)は、基本的に塗り重ねをせず、少ない手数で対象の形や奥行きを捉えた絵画を制作し、実在していても捉えられないもの、あり得たかもしれない現実に光を当てて、絵画空間を作り出そうと試みている。活動初期にはピンホールカメラの画像のように、動くものの形が曖昧になったり消えたりする様子を、鑑賞者の視線の動きに重ねて描いた作品を手がけ、近年は、風景を画面の中に置かれた物体のように描き、またそれを画面から取り出して立体作品として発表も行なっている。
2002年に多摩美術大学大学院美術研究科を修了。主な展覧会に、個展「心象グラフ」(second 2.、東京、2023)、「しろいし緑の芸術祭」 (白石町妻山神社、佐賀、2023)、個展「原良介ー絵画への小径ー」 (茅ヶ崎市美術館、神奈川、2012)、個展「project N 36 – 原良介」 (東京オペラシティ アートギャラリー、東京、2009)など。
原良介《フナ子》2024年 作家蔵
原良介《by a forest》2008年 作家蔵
本展では、原が一貫して追求している光の表現を中心に、近年精力的に行なっているレジデンスやアートプロジェクトで制作した作品など、多彩な広がりを見せている原の現在までの取り組みを紹介する。また、平塚の子どもたちを対象に身近な自然との接点を表現するワークショップを行なう。
関連イベント
アーティストトーク
2025年7月19日(土)、8月24日(日)14:00–14:40
会場:平塚市美術館 展示室2
申込:不要(要観覧券)
ワークショップ「自分のわっかを作ろう」
2025年8月9日(土)、10日(日)、11日(月)10:00–15:00
会場:平塚市美術館
対象:小学生〜一般(ひとり1点作品を制作)
原良介《landscape》2008年 作家蔵
原良介《three moons》2012年 作家蔵