岩間朝子 期間限定キオスク「cross-pollination」
2024年12月14日(土)-12月22日(日)
開廊時間:14:00–20:00(12/14は16:00から)
休廊日:会期中無休
企画:krautraum
展覧会URL:https://krautraum.com/event/1004/
会場:HAGIWARA PROJECTS(江東区常盤1-13-6-1F)
※映像2作品上映 アラー・アブ・アサド《Wild Plants of Palestine》(2018、10分)、
岩間朝子《貝塚 – A mound of shells》(2020、17分)
上映時間:16:00–/19:00–(12/14は16:00–のみ)
その他状況に応じて随時上映します。
12月14日から22日までの9日間、料理人・アーティストの岩間朝子が、「ひとりひとりの日常の中での気づき」や「連帯(solidarity)」をテーマに、日々の断片的な実践を共有する期間限定キオスク「cross-pollination」をkrautraum(クラウトラウム)の企画により開催する。会場は清澄白河・HAGIWARA PROJECTS。
下山彩の主宰によるkrautraumは、2015年から21年まで東京・初台にプロジェクトスペースを持ち、現在は場所を持たずに活動を続ける。
岩間朝子(1975年東京都生まれ)は、ベルリンと東京を拠点に、食べるという行為の社会的側面について共に考えるための実験的なワークショップやフィールド・トリップなどを行なってきた。最近の活動では、自然の諸要素と、身体の物質性あるいは主観性との関係の歴史的、技術的な変容を、型を取る、写す、採取するといった身体的関与を取り入れた制作を通じて考察を試みている。2005年から15年まで、スタジオ・オラファー・エリアソン(ベルリン)併設の食堂「The Kitchen」の立ち上げ・運営にコックとして携わり、『TYT (Take Your Time) Vol. 5: The Kitchen』(2013)を共同編集。2019年から20年まで、オランダ、マーストリヒトのヤン・ファン・エイク・アカデミーにて滞在制作。近年の主な展覧会に、「Punya 2.0」(ベルン美術館、スイス、2024)、「もつれるものたち」(東京都現代美術館、2020)、「フードスケープ 私たちは食べものでできている」(アーツ前橋、2016-2017)、「techne, n.」(Den Frie Centre of Contemporary Art、デンマーク・コペンハーゲン、2014)、 「Europe (to the power of) n」(世界文化の家、ベルリン、2012)、「Scenarios about Europe: Scenario 2」(ライプツィヒ現代美術館、ドイツ、2011-2012)など。第5回イスタンブール・デザイン・ビエンナーレ(2020-2021)、ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」などの国際展に参加。
期間中は、アラー・アブ・アサドの《Wild Plants of Palestine》と、岩間の《貝塚 – A mound of shells》の映像2作品を毎日上映。また、スリランカで農村集落調査をしていた岩間の父の研究アーカイブや、岩間が今年1月に初めて訪れたスリランカでのロードトリップの記録と写真、過去の作品や現在制作中の作品の一部を展示する。
なお12月14日は、岩間が提供するスリランカ・ジャフナ市の名に由来するスパイスを使ったカレー(30食限定)と、お茶が作品として振る舞われる(有料)。また、アラー・アブ・アサドの映像作品の字幕翻訳に協力し、静岡県三島市にあるオルタナティブ・スペース「CRY IN PUBLIC」を拠点とする翻訳・出版プロジェクト「C.I.P BOOKS」を展開する西山敦子が在廊する。最終日の22日には、17時よりアーティストの志賀理江子をゲストに迎えトークイベントを開催予定。
関連イベント
クロージングイベント
2024年12月22日(日)17:00–
登壇:岩間朝子、志賀理江子
参加費:1,700円(ドイツの菩提樹のお茶つき)
定員:30名
※事前予約制
https://krautraum.com/1044/