野田哲也《日記 1971年5月15日》1971年 和歌山県立近代美術館蔵
コミュニケーションの部屋
2021年8月15日（日）– 10月10日（日）
和歌山県立近代美術館 ２階展示室
https://www.momaw.jp/
開館時間：9:30–17:00 入場は閉館30分前まで
休館日：月（ただし、9/20は開館）、9/21
企画担当：青木加苗（和歌山県立近代美術館）
和歌山県立近代美術館では、コレクションを中心とした構成により、展覧会という場で起きているさまざまなコミュニケーションの形を考察する展覧会『コミュニケーションの部屋』を開催する。
本展では、メールやSNS、オンラインミーティングといったデジタルベースのコミュニケーションが活発となる時代の中で、コミュニケーションの持つ「なんらかの情報を伝え、『共有』すること」に立ち戻り、その最もシンプルな方法としての、ひとところに集まり会って話すこと、「いま・ここ」を共有することとしての展覧会を考察していく。観客ひとりひとりが作品とじっくり向き合うというコミュニケーション、観客同士が作品という存在を介して、各自の見方や意見の重なりやズレに気づくというコミュニケーション、制作された時代も地域も違う作品が、時間や空間の制限を超えてひとつの場所に集うという作品間のコミュニケーション。野田哲也、君平、トーマス・ルフ、森口宏一、村井正誠などの作品を通じて、作家、観客、美術館が「いま、ここ」を共有する展覧会という場で生まれるさまざまなコミュニケーションのかたちを検討していく。
また、本展では特別出品として、奈良県障害者芸術祭「HAPPY SPOT NARA 2011‒2012」を契機に、前川紘士と那須大輔がはじめた協働制作のアーカイブ展示も行なう。会期中には、前川によるアーティスト・トークとワークショップを実施予定。
トーマス・ルフ《肖像（P. フリース）》1987年 和歌山県立近代美術館蔵 ©Thomas Ruff / Courtesy of Gallery Koyanagi
関連事業（※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、内容の変更、事業の中止の可能性あり。変更の際は公式ウェブサイトで発表）
フロアレクチャー（学芸員による展示解説）
2021年9月11日（土）、10月10日（日） 両日とも14:00から1時間程度
会場：和歌山県立近代美術館 ２階展示室
※要観覧券。
こども美術館部（小学生対象の作品鑑賞会）
テーマ「こみにゅこみゅにけーしょん」
2021年10月2日（土）、10月3日（日） 両日とも11:00から1時間程度
定員：６人程度（小学生対象）
※要事前申込（「こども美術館部のページ」より。申込開始：9月14日（火）9:30-）
※展示室に同伴する保護者は要観覧券。
だれでも美術館部（みんなでお話しをしながら作品を楽しむ観賞会）
2021年9月26日（日）、10月2日（土） 両日とも14:00から1時間程度
定員：６人程度
※要事前申込（公式ウェブサイトより。申込開始：9月7日（火）9:30-）
※10月2日（土）には手話通訳のサポートあり。障害の有無にかかわらず、参加可。
過去の「だれでも美術館部」の様子
前川紘士《風景に同期する》2011年 個人蔵（那須大輔との協働制作「D50 の時間」2011‒2021 の一部）
アーティスト・トーク&ワークショップ（どちらか１日のみの参加も可能）
講師：前川紘士（本展出品作家）
アーティスト・トーク
2021年9月18日（土）14:00–16:00
会場：和歌山県立近代美術館ホール
定員：50人程度（申込不要、当日先着順）
無料
ワークショップ「ものまね関係」
2021年9月19日（日）13:00–15:30
会場：和歌山県立近代美術館ホール
定員：15人程度（小学生以上）
参加費：500 円
要事前申込、先着順（申込先：PO法人和歌山芸術文化支援協会のメール（office@wacss.org）か電話（073-454-5858）｜申込開始：8月10日（火））
2021年9月２０日（月・祝）– 10月10日（日）の期間で、館内にてワークショップの成果展示。
WAKAYAMA COFFEE MARKET Communication over Coffee!
2021年10月2日（土）、3日（日）
会場：和歌山県立近代美術館入口附近［屋外］
詳細は決まり次第、公式ウェブサイトに掲載。
同時開催
なつやすみの美術館 11 野田裕示「集まる庭」
2021年7月17日（土）– 9月26日（日）
和歌山県立近代美術館 １階展示室
コレクション展2021ー夏
2021年7月17日（土）– 9月26日（日）
和歌山県立近代美術館 １階展示室