OPEN SITE 2018-2019 @ トーキョーアーツアンドスペース本郷

 

OPEN SITE 2018-2019
Part 1|2018年11月24日(土)-12月24日(月・祝)
Part 2|2019年1月12日(土)-2月11日(月・祝)
トーキョーアーツアンドスペース本郷
http://www.tokyoartsandspace.jp/
開館時間:11:00-19:00 入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、12/24、1/14、2/11は開館)、年末年始及び展示替え期間(12/25-1/11)、1/15

 

トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)では、2016年度から内容、形式を問わない、あらゆる企画を対象とした公募プログラム「OPEN SITE」を実施している。3度目の開催となる2018年度は、国内外から寄せられた285の企画から選出した展示やパフォーマンス、演劇などの9企画に、TOKAS推奨企画、教育普及プログラムを加えた計11企画を二期に渡って開催する。

11月24日からはじまるPart 1では、バンドンと東京を拠点に活動するアーティストの本間メイが企画した本間自身を含むオクイ・ララシャイフル・ガリバルディの3人のアーティストによるグループ展『つぎはぎの“言葉”(字 ことば kata eweawea)』を開催。多民族国家での体験をもとに、ひとつの共通語だけでは捉えられない文化やアイデンティティ、史実を探索し、さまざまな言葉を通したコミュニケーションの在り方の生成を試みる。同じく、Part 1では、細淵太麻紀とキオ・グリフィスが2017年に結成した現像が、現代写真の可能性と、バーチャル化した暗室から浮かぶグローカル論を問う参加型公開制作のプロジェクト『「photopia/scotopia-東京」現像 Vol.4』を開催。参加者によって収穫/集積した「東京」を撮らえた写真によって、もうひとつの都市のイメージ・マッピングを試みる。そのほか、レクチャーパフォーマンスは、神里雄大(岡崎藝術座)の「報告、について、パラグアイ、ボリビアと小笠原」、根本しゅん平の「It captures me, It moves me and It’s gone」、Théâtre Musical Tokyo(TMT)の「米田恵子(1912-1992)の作品と生涯について」を開催。TOKAS教育普及プログラムとして、小沢裕子のワークショップ「SPEAKERS 言葉の乗り物になった私たちが、そのとき身体で目撃すること」を開催する。

 


本間メイ「About a missing woman from Java found in the Buru Island(ブル島で見つかった、ジャワ島出身の行方不明の女性について)」2018年


神里雄大(岡崎藝術座) Jejak tabi Exchange 2018 at Yogyakarta より

 

年末年始及び展示替え期間を挟み1月12日からのPart 2では、玉木晶子が複数のメディアを混淆した機構を通して、観客が見ている「いまここ」の経験に揺さぶりをかける映像インスタレーションを発表する展示『ブレイクタイム No.6』と、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)による新しい芸術的実践の試みを探求するMUTEK.JPの展示『VR Salon:イマーシブ・リアリティーズ』を開催。また、TOKAS推奨企画として、コンタクトゴンゾの「untitled session」(ゲストアーティスト:やんツー)、1月24日から1月27日の短期間の展示/ワークショップとして、宮田篤の『「びぶんブックス」ことばの店:微分帖』、また、映画監督の太田信吾による演劇ユニット・ハイドロブラストの旗揚げ公演として、『幽霊が乗るタクシー』の初演を行なう。

なお、Part 1会期前日の11月23日には、社会学者で東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授の毛利嘉孝、part 2会期初日の1月12日には、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員の畠中実をゲストにオープニング・トークを開催する。

 


玉木晶子「ブレイクタイム No.3」2016年


MUTEK.JP、参考画像

Copyrighted Image