
1985年 作家蔵 撮影:寿福滋
皆さんは1980年代という時代に、どんな記憶やイメージをお持ちですか。
インターネットも携帯電話も普及していなかった不便で未成熟な時代?それとも好景気に沸き、日本人に自信と活力がみなぎっていた時代?そんな時代の現代美術をふり返るのが本展覧会です。
美術は時代を映し出す鏡のような存在ではないでしょうか。当時の美術を見ることで、私たちはその時代の人々が何を考え、何を楽しみ、社会をどのように捉え、人生をどう生きていたのかを知ることができます。そして、それは今を生きる私たちに、きっと多くの示唆を与えてくれることでしよう。
本展に出品される65名の作家による約100点の作品は、各々がそうした時代の息吹きを深く湛えながら、生き生きとしたメッセージを私たちに語りかけてくれるに違いありません。どうぞ、その声に耳を傾けていただきながら、皆さんにとっての1980年代像を作り上げてみてください。
会期 2018年11月3日(土・祝)―2019年1月20日(日)
会場 国立国際美術館(〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-55)
開館時間 10:00 ─ 17:00 ※金曜・土曜は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、12月24日及び1月14日は開館し、翌日休館)、年末年始(12月28日(金)―1月4日(金))
主催 国立国際美術館
協賛 ダイキン工業現代美術振興財団
助成 安藤忠雄文化財団
観覧料 一般900円(600円) 大学生500円(250円)
( )内は20名以上の団体料金
高校生以下・18歳未満無料(要証明)
心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
夜間割引料金(対象時間:金曜・土曜の17:00─20:00)一般700円 大学生400円
国立国際美術館 公式サイト http://www.nmao.go.jp/
出品作家
朝比奈逸人、荒敦子、五十嵐彰雄、池垣タダヒコ、石原友明、小田英之、郭徳俊、加納光於、神山明、川島慶樹、川俣正、河原温、北辻良央、北山善夫、橘田尚之、木下佳通代、黒川弘毅、剣持和夫、小林正人、坂口正之、佐川晃司、鴫剛、杉山知子、鈴木省三、諏訪直樹、関口敦仁、高山登、田窪恭治、田嶋悦子、館勝生、辰野登恵子、中川佳宣、長沢秀之、中西學、中原浩大、中村功、中村一美、根岸芳郎、野田裕示、野村仁、畑祥雄、日比野克彦、平林薫、福嶋敬恭、福田美蘭、舟越桂、文承根、堀浩哉、松井紫朗、松井智惠、松尾直樹、松本陽子、宮﨑豊治、森村泰昌、百瀬寿、山倉研志、山部泰司、山本富章、横尾忠則、横溝秀実、吉澤美香、吉野辰海、吉原英里、吉本作次、若林奮
関連イヴェント
[講演会]
12月22日(土)14:00 ―
講師:山部泰司(本展出品作家)
「関西ニュー・ウェイブと80年代美術」
12月23日(日・祝)14:00 ―
講師:篠原資明(高松市美術館館長)
「アートはこんなにヤワコい ― 80年代は別格だね」
1月12日(土)14:00 ―
講師:安來正博(当館主任研究員)
「現代美術の曲がり角 追憶の80年代」
いずれも
会場:国立国際美術館 地下1階講堂
参加無料、先着130名、当日10:00から整理券を配布します
[ギャラリー・トーク]
11月17日(土)14:00 ―、11月30日(金)18:00 ―〈プレミアムフライデー企画〉
会場:国立国際美術館 地下3階展示室
参加無料(要観覧券)、開始30分前から聴講用ワイヤレス受信機を貸し出します(先着90名)
[公開制作]「PRESENT from 80’s」
11月23日(金・祝)13:00 ― 18:00
日比野克彦(本展出品作家)
会場:国立国際美術館 地下1階講堂
参加無料、出入り自由
[上映会]
11月10日(土)12:30 ―、11月11日(日)13:00 ―
第16回中之島映像劇場「関西の見者たち:ヴォワイアン・シネマテークの痕跡」
会場:国立国際美術館 地下1階講堂
参加無料、先着130名、当日10:00から当日の各プログラム(及び特別講演)の整理券を配布します
北辻良央《Work-RR2》1982年
和歌山県立近代美術館蔵



