「きぼうのかたち-原美術館コレクション」「競演-永徳・探幽・応挙」

「きぼうのかたち-原美術館コレクション」(現代ギャラリー)
2020年 7月11日[土]-11月3日[火・祝]

現代美術作品のさまざまな表現を通して「生きる喜び」を再確認する

私たちはずっと何かを表現し、誰かとそれを分かち合うことで互いを癒し、刺激し、勇気づけ、励まし合ってきました。ウイルスという見えない敵と対峙することになった今、自分に生きる希望や喜びをもたらしてくれる何かについてそれぞれが真摯に考え、選び取る時代がやってきたようにも思えます。横尾忠則は、戦後の焼け跡の風景に歌姫のシルエットを重ね、復興の光を表現しました。ここでは<きぼう>をキーワードに、今を生きるアーティスト達による作品群(40点)と、この5月に永逝したクリストによる作品(10点)を見てゆきましょう。

■出品作家
大竹伸朗/大平実/片山雅史/鬼頭健吾/クリスト/剣持和夫/シグマ― ポルケ/杉本博司/高木由利子/鳴海暢平/フランチェスコ クレメンテ/増田佳江/森村泰昌/横尾忠則 など

■長期展示(大型インスタレーション)
草間彌生/束芋

 

「競演-永徳・探幽・応挙」(特別展示室 観海庵)
【前期】2020年 7月11日[土]-9月9日[水]
【後期】2020年9月11日[金]-11月3日[火・祝]

本展では、桃山から江戸時代に活躍した三人の画人の作品を中心にご紹介いたします。桃山時代、大画面の襖絵など勇壮な障屏画を数多く手掛けた狩野永徳(1543-90年)と、その孫で徳川幕府の御用絵師となった狩野探幽(1602-74年)による水墨画の競演と、狩野派とは一線を画し、自らの眼で確かめた風景や人物を写すことに徹して日本写生画の祖とされた円山応挙(1733-95年)による鮮やかな彩色の「淀川両岸図巻」を、下図と合わせご鑑賞ください。

■古美術 出品作品
【全期】円山応挙「淀川両岸図巻」一巻、「淀川両岸図巻」(下図)一巻 江戸時代
【前期】狩野永徳「虎図」(三井寺旧日光院客殿障壁画)四幅 桃山時代/狩野探幽「李白観瀑図」(狩野派寄合書)一幅 桃山時代/「角力図屏風」六曲一双 江戸時代/「軍配に鉄仙蒔絵刀筒」江戸時代 など
【後期】狩野永徳「虎図」(三井寺旧日光院客殿障壁画)一幅 桃山時代/狩野探幽「龍虎図」双幅 江戸時代/「武蔵野図屏風」八曲一隻 江戸時代/「葡萄栗鼠蒔絵提重」江戸~明治時代 など

■現代美術 出品作家
アニッシュ カプーア、内倉ひとみ、佐藤時啓 など

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ハラ ミュージアム アーク
〒377-0027群⾺県渋川市⾦井2855-1
Tel 0279-24-6585  E-mail arc@haramuseum.or.jp
休館日  木曜日(8月中無休、7月23日は開館)
※新型コロナウイルス感染拡大状況によって、臨時休館等の可能性があります。最新の情報は当館ウェブサイトをご覧ください。
開館時間  9:30am-4:30pm(入館は4:00pmまで)
入館料  一般1,100 円、大高生700 円、小中生500 円、70 歳以上550 円
※「きぼうのかたち」展と「競演-永徳・探幽・応挙」展を併せてご鑑賞いただけます。
交通案内  JR 上越線「渋川駅」より伊香保温泉行バスにて約15分、「グリーン牧場前」下車、徒歩5分。車の場合、関越自動車道「渋川・伊香保保I.C.」より8 km、約15分。無料駐車場あり(50台)。
JRバス上州ゆめぐり号(東京駅・新宿駅⇔渋川駅・伊香保・草津温泉)http://time.jrbuskanto.co.jp/bk03010.html

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