Teacups (2012) (#1 of triptych)
リュック・タイマンス『The Spill』
2013年3月23日(土)–5月2日(木)
ワコウ・ワークス・オブ・アート
http://www.wako-art.jp/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※アーティスト・レセプション:3/23 18:00-20:00
ワコウ・ワークス・オブ・アートでは同ギャラリーでは7年振りとなるリュック・タイマンスの4度目の新作個展『The Spill』を開催する。
タイマンスは1958年ベルギー生まれ。現代を代表する画家のひとりとして国際的にも高い評価を得ている。80年代には一時期、絵画から離れて映像作品を試みたが、再び絵画制作に戻ると、90年代の絵画復興に貢献した。80年代後半以降、継続的に作品の発表を続け、92年のドクメンタ9で注目を集めると、その後も欧米を中心に数多くの展覧会で紹介されている。2001年にはベルギー代表として、ヴェネツィア・ビエンナーレに参加、翌2002年にはドクメンタ11で「Still Life」と題された巨大な絵画を発表した。2004年にはテート・モダンとK21美術館(デュッセルドルフ)で大規模な回顧展を開催。さらに、2009年から翌2010年にかけて、サンフランシスコ近代美術館やシカゴ現代美術館などアメリカにて巡回回顧展を開催している。日本国内でも2000年に東京オペラシティアートギャラリーにて個展『Sincerely』を開催している。
本展には、ケリー・ジェームズ・マーシャルと共同でアニメーション作品をつくるプロジェクトをきっかけに生まれた「Tearcups」という三連作の絵画や、シカゴの集合住宅の模型を描いた「Model」や人形の頭部を描いた「Head」を展示する。さらに、本展に合わせて、テキストシリーズ『流出』を刊行。そのほか、3月23日より二日間開催されるG-tokyo2013にも銅版に油彩で描かれた「The Barrel」という三連作を出品する。
なお、同ギャラリーではタイマンスと同じくアントワープ在住のカーラ・アロチャ&ステファン・スヒラーネンの展覧会「Sunday」も同時開催する。