ターナー賞受賞作家サイモン・スターリングの個展が広島で開催


「オートザイロパイロサイクロボロス」(2006)
Courtesy of The Artist and Casey Kaplan Gallery, New York, Photo: Ruth Clark

2011年1月22日、広島市現代美術館にて2005年のターナー賞受賞作家サイモン・スターリングの個展『仮面劇のためのプロジェクト(ヒロシマ)』がスタートした。

スターリングのアジア地域における初の個展となる本展では「雑草の島(プロトタイプ)」(2003)や「カーボン」(2006)、「オートザイロパイロサイクロボロス」(2006)といった代表的な作品が出品されている。また、彼が近年継続的におこなっていたヘンリー・ムーアをめぐるリサーチをまとめた新作を発表している。これは広島市現代美術館のコレクションとなっているムーアの作品を通じて、過去と現代、西洋と日本の関係性を能のプロットに沿って解き明かす作品で、昨年3月より数回にわたる来日を経て制作された、能面をつかったインスタレーションおよび映像作品である。彼のムーア・プロジェクトの一里塚ともなる作品となった。
なお、新作の制作制作ドキュメントが展覧会ウェブサイトで閲覧が可能である。

サイモン・スターリング
『仮面劇のためのプロジェクト(ヒロシマ)』
2011年1月22日(土)ー4月10日(日)
広島市現代美術館

ART iT パートナーブース 広島市現代美術館
https://www.art-it.asia/u/hmoca/IiPEZTFlSKYGhtbqzv76
広島市現代美術館 展覧会特設ウェブサイト
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/web/simon/index.html
展覧会: おすすめ Forecast: 2011年1月ー3月
https://www.art-it.asia/u/admin_ed_pics/pORW6UvDHX5BM1GNPlFE

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