「ほぼ、空:青木淳 + リチャード・タトル」展示模型 撮影:ToLoLo studio
ほぼ、空:青木淳 + リチャード・タトル
2026年7月18日(土)–9月23日(水・祝)
東京オペラシティ アートギャラリー
https://www.operacity.jp/ag/
開館時間:11:00–19:00(入場は18:30まで)
休館日:月(ただし、7/20、9/21は開館)、7/21、8/2(全館休館日)
企画担当:能勢陽子(東京オペラシティ アートギャラリー シニアキュレーター)
展覧会URL:https://www.operacity.jp/ag/exh300/
東京オペラシティ アートギャラリーでは、建築家の青木淳と美術家のリチャード・タトルによる展覧会「ほぼ、空:青木淳 + リチャード・タトル」を開催する。
青木淳(1956年神奈川県生まれ)は、建築のあり方をあらかじめ定められた機能や形式に閉じ込めず、空間、身体、出来事の関係をその都度組み替えながら、個人住宅から公共建築、商業施設までを幅広く手がけてきた。1982年に東京大学大学院建築学科修士課程を修了し、磯崎新アトリエでの勤務を経て、1991年に青木淳建築計画事務所を設立。《遊水館》(1993)、《潟博物館》(1997)、《青森県立美術館》(2006)、《大宮前体育館》(2013)、《三次市民ホールきりり》(2014)、京都市京セラ美術館(2020、西澤徹夫との共同設計)などの建築のほか、《U bis》(2002)や、杉戸洋と町本知亜希とのユニット、スパイダーズとして「あいちトリエンナーレ2013」(名古屋市美術館)に参加した《赤と青の線》(2013)といった美術作品の発表、建築・美術・文学にわたる執筆など、その活動は多岐にわたる。2004年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
リチャード・タトル(1941年アメリカ・ニュージャージー州生まれ)は、絵画を解体するようにカンヴァスをカットして展示する《クロス・ピース》や、ワイヤーとその影、ドローイングの線で構成する《ワイヤー・ピース》などの初期作をはじめ、ドローイングともペインティングとも彫刻ともつかない、ジャンルを超えた自由な表現によって、アートシーンを刺激し、次世代にも大きな影響をおよぼしてきた。トリニティ・カレッジで哲学と文学を学び、1965年にベティ・パーソンズ・ギャラリーで初個展を開催。1975年にはホイットニー美術館での個展が大きな反響を呼び、ヴェネツィア・ビエンナーレ、ドクメンタ、ミュンスター彫刻プロジェクト、ホイットニー・ビエンナーレなど、主要な国際展に数多く参加してきた。2005年から2007年にかけて全米巡回の回顧展「The Art of Richard Tuttle」が開催され、2014年にはテート・モダンとホワイトチャペル・ギャラリーでも大規模な個展が開かれている。ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、テート・モダン、ポンピドゥー・センター、国立国際美術館など、数多くの美術館に作品が収蔵されている。
「ほぼ、空:青木淳 + リチャード・タトル」展示模型 撮影:ToLoLo studio
「ほぼ、空:青木淳 + リチャード・タトル」展示模型 撮影:ToLoLo studio
本展では、青木の提案により、下階の企画展示室、上階の収蔵品展や若手の平面作家を紹介する project N の展示室、エントランス付近のミュージアムショップ「Gallery 5」といった、それぞれ独立した機能を持つかに見える場が、ゆるやかにつながるひとつの空間へと組み替えられる。通常は上階で展示される寺田コレクションは青木の選定により下階で展示。ミュージアムショップはアートギャラリー内のコリドールへ移され、代わりにミュージアムショップの空間が青木とタトルの展示室となる。移設先のミュージアムショップでは、青木とタトルによる選書や、本展のためにデザインされたジュエリー、グッズが扱われる。
タトルは本展のために、ボイド管や断熱材、PCシートなどの建材を用いた柱状の構造物、木々の葉のうえにカタツムリが載ったバスケット、色とりどりの色薄紙でできた帯という、自然の象徴のような3つのエレメントを考案。青木は、過去に同ギャラリーで開催された展覧会で使われた台座を再利用し、什器や椅子、照明などを制作して配置する。3つのエレメントと、台座を元にしたユニットという限られた要素だけからなる空間に、それらの配置や組み合わせ、光と陰翳との関係によって、さまざまな空間が立ち現れる。
「ほぼ、空:青木淳 + リチャード・タトル」展示模型 撮影:ToLoLo studio
「ほぼ、空:青木淳 + リチャード・タトル」展示模型 撮影:ToLoLo studio
関連イベント
青木淳とリチャード・タトルによる対談 ※定員に達したため申込終了
2026年7月18日(土)19:15–20:30
会場:東京オペラシティ アートギャラリー 展示室
定員:50名
担当キュレーターによるギャラリートーク
2026年8月1日(土)16:00–17:00
9月20日(日)16:00–17:00
会場:東京オペラシティ アートギャラリー 展示室
※申込不要
このほか、会期中にトークイベントを予定。詳細は公式ウェブサイトにて告知される。
同時開催
青木淳が選ぶコレクション|収蔵品展 087 寺田コレクションより
東京オペラシティ アートギャラリー ギャラリー 3、4
2026年7月18日(土)–9月23日(水・祝)
project N 103 東山詩織
東京オペラシティ アートギャラリー 4Fコリドール
2026年7月18日(土)–9月23日(水・祝)
