笠原恵実子「DR 2019-」@ The Third Gallery Aya

 

笠原恵実子「DR 2019-」
2026年2月28日(土)–3月28日(土)
The Third Gallery Aya
https://thethirdgalleryaya.com/
開廊時間:13:00–19:00(土は13:00–17:00)、火(アポイント制)
休廊日:日(ただし、3/1は特別開廊 13:00–17:00)、月

 

The Third Gallery Ayaでは、性別や宗教といった社会における規定や制度について、さまざまな表現を通じて問い直す作品を発表してきた笠原恵実子の個展「DR 2019-」を開催する。

笠原恵実子(1963年東京都生まれ)は、彫刻、オブジェクト、写真、映像、パフォーマンスなどのメディアを用い、女性や身体、性差といったテーマから、宗教性や制度、植⺠地主義といった社会構造を問う表現を展開している。主なプロジェクトに、85カ国の教会の献金箱を記録した《OFFERING》や、戦時中の陶器製手榴弾を扱った《K1001K》(※正しくは、最後のKが横向きに反転)などがある。1988年に多摩美術大学大学院美術研究科を修了した後、長期に渡りニューヨークを拠点に活動(1995–2014)。これまでに「日本の現代美術 1985-1995」(東京都現代美術館、1995)、横浜トリエンナーレ2001、第14回シドニー・ビエンナーレ(2004)、ヨコハマトリエンナーレ2014、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015、「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010」(国立新美術館、東京、2025)などに出品。現在、京都国立近代美術館で開催されている「セカイノコトワリ―私たちの時代の美術」では《OFFERING》を出品している(12月20日〜3月8日)。

本展では、植民地主義の形成と発展に深く関わる近代鉄道の敷設について、2014年より展開してきたプロジェクトの最終章を発表する。経済的発展に伴い拡張し、漠然とした憧憬を生み人々を魅了する鉄道は、他方で、単なる移動や物流手段に留まらず、他文化への越境を進めるものでもある。笠原は、そうした鉄道と、それを生み出す原資となる貨幣の関係に着目し、現在続く侵略行為の、その連鎖をも示唆する、矛盾を孕んだ社会的メタファーとして捉え、そして、自らが行う子どものいたずらのような行為と、それらの記録を集積した作品制作を通して、反復する歴史からの逸脱とその転覆を考察する。本プロジェクトは、近代の植民地主義に深く関わる鉄道路線である、シベリア鉄道、旧南満州鉄道、アメリカ大陸横断鉄道で試みられており、本展では、旧ドイツ国鉄(Deutsche Reichsbahn ※展覧会タイトルの「DR」はその略称)をめぐり制作した作品を発表する。

 

関連イベント
オープニングパーティー
2026年3月1日(日)17:00–18:00
会場:The Third Gallery Aya

アーティストトーク
2026年3月12日(木)19:30–21:00
会場:The Third Gallery Aya ※YouTube配信あり(アーカイブ配信も予定)
参加費:1,000円
予約先:info@thethirdgalleryaya.com / 06-6445-3557、または予約フォームから
※申込後に詳細を案内

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