In-dividual Theater:BUG Screen Week 2026
2026年7月3日(金)–7月12日(日)
BUG(東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー1階)
https://bug.art/
休館日:7/7
入場料:無料
https://bug.art/exhibition/in-dividual-theaterbug-screen-week-2026/
※予約不要・完全入替制。上映時間に遅れた場合は入室不可の場合あり。
BUGでは、17組のアーティストによる映像作品を上映するプログラム「In-dividual Theater:BUG Screen Week 2026」を開催する。本プログラムでは、販売やコレクションのハードルが高く、経済的な循環が生まれにくい映像作品に光を当て、既存の作品を上映してアーティストに対価を支払うことで、その活動を支援する新たな枠組みを試みる。あわせて、上映タイムテーブルの事前公開や、長時間の滞在を前提とした空間設計によって、作品を最初から最後までとおして鑑賞できる環境を整える。
参加アーティストは次の17組。文化の伝播や異文化同士の出会い、その過程で生じる誤訳や誤解のもつ可能性に関心を寄せ、再現・再演・再生といった手法で映像インスタレーションを手がける荒木悠。ローカルな歴史やアーカイブを出発点に、映画的なフレームをとおして社会的・文化的・歴史的な帰属をめぐる物語と自己体験の関係を考察するチチ・ウー[武雨濛]with ユェン・ユェン[袁远]。社会や歴史の中で声が残されてこなかった者たちの個人の話や記憶を収集し、普遍的な物語へと再構成する映画作家、アーティストの池添俊。社会構造の外側にあるコミュニティや人々の生活史を、プロの役者ではない生活者たちとともに記録する映画監督、アーティストの石原海。装置や映像、詩作、パフォーマンスをとおして、エクソフォニー(母語の外にある状態)の新たな語りの形を再考する小林颯。IZU PHOTO MUSEUMの学芸員として「富士幻景 日本人の肖像」(2011)などを企画し、その後はゲスト・キュレーターとして第14回恵比寿映像祭で「スペクタクルの博覧会」(2022)を手がけたキュレーターの小原真史。
芸術を「新しい祈りの形」と捉え、世界各地で詩的でユーモラスな作品を制作する、ホンマエリとナブチが2011年に結成したアートユニットのキュンチョメ。サイボーグ・セオリーやクィア・エコロジーを主題に、非人間的な存在と協働しながらケアと抵抗としての連帯のかたちを提示するアーティスティック・リサーチャーのマヤ・エリン・マスダ。映像やパフォーマンスを中心に、コミュニケーションの複層性や個人の身体と国家の関係性を、フェミニズム理論を用いて問い直す百瀬文。自然と文化、身体と環境といった近代的な思考を支える二項対立とそこに潜むあいまいさに関心を寄せ、近年は食をめぐるビデオエッセイやコース料理形式のパフォーマンスを発表する永田康祐。1995年より共同で制作し、タイムベースド・メディアを用いて気候変動の心理社会的な影響を人間以外の存在の視点も含めて探究するアーティスト・デュオ、ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・サニ。日々の生活の中で感じた違和感を、日常を考察するための新たな視点として提示し、映像から立体まで多様な手法で制作する美術家、映像ディレクターの西野正将。
現在と過去、リアルと虚構、性差や国などの境界を反逆的な遊びとともに揺さぶる体験を生み出す、2009年に結成されたアーティスト・コレクティブ、オル太。都市や身体を規定してきた制度や歴史的文脈を流用し、パフォーマンスや語りによってそれらを組み替える映像作品を手がける志賀耕太。架空のキャラクターとその身体に関心を寄せ、オタク文化における身体表象を現実の身体へ逆輸入する映像やパフォーマンスを制作する白川真吏。「呼吸」を世界を根源的に変容させる運動と捉え、ワークショップやインスタレーション、パフォーマンスを国内外で展開するソー・ソウエン。移動や労働、人と環境のあいだにある複雑な関係性を主題に、綿密なリサーチをとおして風景に潜む構造的な力を明らかにする映像インスタレーションを手がける渡邊拓也。
上映スケジュール(作家別)
荒木悠《ROAD MOVIE》(2014)15分42秒、《NEW HORIZON》(2023)43分40秒
2026年7月4日(土)11:00–、7月9日(木)14:45–、7月10日(金)16:45–、7月11日(土)12:00–、7月12日(日)17:15–
チチ・ウー[武雨濛]with ユェン・ユェン[袁远]《Belonging and Difference》(2023)25分41秒
2026年7月3日(金)16:30–、7月5日(日)13:00–、7月6日(月)17:00–、7月9日(木)16:00–、7月11日(土)11:00–
池添俊《スペクトラム》(WIP)(2026)
2026年7月5日(日)17:00–、7月6日(月)14:00–、7月9日(木)13:00–、7月12日(日)13:45–
石原海『激雷』(2024)18分16秒
2026年7月3日(金)13:30–、7月5日(日)13:30–、7月9日(木)17:30–、7月10日(金)18:00–
小林颯《声と文字のドローイング #1》(2022)15秒、《dailylog》#1(2026)55秒、《つぎはぎの言語 / Space-in-translation》(2022)7分31秒、《dailylog》#2(2026)1分49秒、《Appeartus #1》(2026)7分46秒、《dailylog》#3(2026)4分29秒
2026年7月4日(土)13:30–、7月6日(月)17:30–、7月11日(土)16:15–、7月12日(日)12:15–
小原真史《カメラになった男 写真家・中平卓馬》(2003)91分00秒
2026年7月3日(金)11:00–、7月6日(月)11:15–、7月8日(水)16:15–、7月10日(金)11:00–、7月11日(土)19:15–
キュンチョメ《声枯れるまで》(2019)45分10秒
2026年7月4日(土)14:00–、7月5日(日)12:00–、7月9日(木)16:30–、7月11日(土)13:15–、7月12日(日)14:45–
マヤ・エリン・マスダ《皮膚の中の惑星/All Small Fragments of You》(2025)13分27秒 + ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・サニ《Intermundis》(2025)25分00秒
2026年7月3日(金)17:00–、7月4日(土)17:00–、7月9日(木)12:00–、7月10日(金)12:45–、7月11日(土)14:15–
百瀬文《The Examination》(2014)7分2秒、《The Interview about Grandmothers》(2012-2016)7分14秒、《Born To Die》(2020)5分20秒、《Flos Pavonis》(2021)30分00秒、《領界》(2014-2024)2分22秒
2026年7月4日(土)16:00–、7月5日(日)15:00–、7月6日(月)13:00–、7月11日(土)15:15–、7月12日(日)12:45–
永田康祐《Purée》(2020)35分23秒、《鮭になる》(2024)14分15秒
2026年7月3日(金)15:00–、7月5日(日)11:00–、7月6日(月)16:00–、7月8日(水)14:00–、7月10日(金)15:45–
西野正将《おしゃべりはやめて、お静かに》(2022)31分20秒、《Body/Aether/Trace》(2025)20分58秒
2026年7月5日(日)14:00–、7月6日(月)15:00–、7月8日(水)12:00–、7月12日(日)16:15–
オル太《GHOST TRIO》(2015)34分07秒、《複製された笑い Reproduces Laughing》(2016)10分00秒、《Take Don Quijote’s cue from a… 》(2021)11分12秒
2026年7月4日(土)12:15–、7月8日(水)15:00–、7月11日(土)16:45–、7月12日(日)11:00–
志賀耕太《スパイラルジェッティもんじゃ》(2024)10分24秒、《ステートサイドゲーム》(2025)12分1秒
2026年7月3日(金)16:00–、7月9日(木)18:00–、7月11日(土)11:30–、7月12日(日)15:45–
白川真吏《やさしくなりたい》(2023)14分9秒、《アイを教える(Chapter1)》(2021)4分26秒、《アイを教える(Chapter2)》(2021)13分20秒、《MAKE UP》(2019)6分11秒、《超器官戦隊オーガンジャー》(2025)5分17秒、《32.67kg(Short ver.)》(2023)6分12秒
2026年7月4日(土)15:00–、7月6日(月)18:00–、7月9日(木)11:00–、7月10日(金)13:45–
ソー・ソウエン《Pain things》(2025)8分42秒、《Eggsesice – 息を合わすってなんだろう》(2024)7分14秒、《N:20.04.26 – 04.05.26》(2026)14分
2026年7月3日(金)12:45–、7月8日(水)11:15–、7月9日(木)14:00–、7月11日(土)18:00–(上映+パフォーマンス 15分)
渡邊拓也《Good luck on your journey》(2019)24分32秒、《草葉の陰から》(2024)10分14秒、《土が血を循るとき》(2025)12分59秒
2026年7月3日(金)14:00–、7月5日(日)16:00–、7月8日(水)13:00–、7月10日(金)14:45–
関連イベント
トークイベント(要予約、後日Peatixページを公開)
マヤ・エリン・マスダ×小川公代:2026年7月3日(金)18:30–
マヤ・エリン・マスダ×百瀬文:2026年7月4日(土)18:30–
小原真史×山城知佳子:2026年7月8日(水)18:30–
石原海×齋木優城:2026年7月10日(金)19:00–
荒木悠×西野正将:2026年7月12日(日)19:00–
アフタートーク(予約不要)
白川真吏×小林颯:2026年7月6日(月)19:15–
石原海×志賀耕太:2026年7月9日(木)18:30–
パフォーマンス
ソー・ソウエン:2026年7月11日(土)18:00–
※上映タイムテーブルおよびイベントの最新情報・参加方法は、公式サイトの「イベント」ページにて随時更新予定
