1floor2016「何かの奇遇」 @ 神戸アートビレッジセンター


戸田泰輔「ちかくてとおい」2016年

1floor2016「何かの奇遇」
2016年11月5日(土)-11月27日(日)
神戸アートビレッジセンター
http://www.kavc.or.jp/
開廊時間:12:00-19:00
休廊日:火

特設ウェブサイト:http://www.kavc.or.jp/art/1floor/2016/

神戸アートビレッジセンター(KAVC)では、若手アーティストの育成支援を目的とした公募企画「1floor(ワンフロア)」を2008年より開催してきた。9回目を迎える今回は、熊野陽平と戸田泰輔が、特色の異なるふたつの空間を使用した展示に挑む。

熊野陽平は1986年京都府生まれ。2016年に京都市立芸術大学大学院を修了。既存のルールや統一された規格への違和感、境界線の曖昧さを扱った作品を制作している。インスタレーション作品のほか、自らが考案した参加型のゲームを通して、鑑賞者(参加者)の立ち位置によって変化する価値観を問いかける。関連企画のワークショップ「忌憚のない会話」では、自身が「食」をテーマに制作したカードゲーム「忌憚のない会話」のゲーム大会を開催。参加者同士が食に対する価値観を探りあいながらゲームのクリアを目指す。

戸田泰輔は1986年大阪府生まれ。2009年に大阪芸術大学を卒業、2011年に大阪芸術大学博士課程修了、2013年に高等技術専門校を修了。日々起こる些細な出来事の断片を組み合わせることで、自覚のない経験や記憶を呼び起こさせるような作品制作を試みており、自身が生活する中で、ふとした瞬間に感じる世界との繋がりを作品に変換して独自の世界を作り上げる。

「何かの奇遇」と名付けられた本展覧会は、彼らからみた世界との関係性を表した言葉。この展覧会で初めて出会った二人の作家が、試行錯誤を繰り返しながら空間を創りだす。


熊野陽平「忌憚のない会話(at Open diagram)」2015-2016年


戸田泰輔「シナプスの湯」2012年

関連企画
「オープニングパーティ&ギャラリートーク」
出演:熊野陽平・戸田泰輔
2016年11月5日(土)18:00-
料金:無料

「ゲストトーク:徳山拓一」
出演:徳山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)
2016年11月12日(土)15:00-
料金:無料(要予約)

「熊野陽平ワークショップ:忌憚のない会話」
講師:熊野陽平
2016年11月20日(日)14:00-
定員:8名
料金:無料(おやつ持参:普段よく食べるおやつ)、要予約

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