クワクボリョウタ展 –見ることを見る @ 宇都宮美術館


クワクボリョウタ「10番目の感傷(点・線・面)」2010年(撮影:椎木静寧/写真提供:栃木県立美術館)

第11回宇都宮エスペール賞
クワクボリョウタ展 –見ることを見る
2016年7月31日(日)-9月4日(日)
宇都宮美術館
http://u-moa.jp/
開館時間:9:30-17:00 入館は閉館30分前まで
休館日:月、8/12

宇都宮美術館では、第11回宇都宮エスペール賞の受賞を記念して、観客の記憶を呼び起こし、身体感覚を研ぎすますような影と光によるインスタレーションで知られるクワクボリョウタの個展『クワクボリョウタ展 –見ることを見る』を開催する。

クワクボリョウタは1971年宇都宮市生まれ。96年に筑波大学大学院修士課程デザイン研究科総合造形を修了。2001年に国際情報科学アカデミー(IAMAS)アート&ラボ科を卒業。デジタルとアナログ、人間と機械、情報の送り手と受け手など、さまざまな境界線上で生じる事象に着目した作品制作を行なう。これまでに山口情報芸術センター[YCAM]やNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]などで個展を開催し、コーチ=ムジリス・ビエンナーレ2014やナム・ジュン=パイク・アートセンター、豊田市美術館など、数多くの国内外の展覧会に参加。2010年には文化庁平成22年度芸術選奨文部科学大臣新人賞(メディア芸術)を受賞している。本展では最新作2点を発表する。

会期中にはアーティスト・トークを開催。また、同時開催のコレクション展では、一昨年他界した辰野登恵子の特集展示「辰野登恵子 愛でられた抽象」を開催する。

宇都宮エスペール賞は、顕著な創造活動を営み、今後の活躍が期待できる同市にゆかりのあるアーティストを対象に、展覧会の機会の提供などを通じて受賞者を支援、育成することで、芸術文化の振興を図ることを目的としている。2012年の第11回は、ギャラリー関係部門*(美術、文芸、茶華道、その他)の分野で公募を募り、たくさんの応募の中から、クワクボリョウタが受賞した。現在、2016年度の第13回宇都宮エスペール賞はギャラリー関係部門の募集を実施中。募集締切は9月30日(金)必着。詳細はこちらを参照。
* エスペール賞ではギャラリー関係部門の公募のほか、プロポート事業、ホール関係部門の公募を実施している。

関連企画
アーティスト・トーク
講師:クワクボリョウタ
2016年8月21日(日)14:00-
会場:宇都宮美術館 展示室2
※要展覧会チケット


辰野登恵子「UNTITLED 93-20」1993年 宇都宮美術館蔵 ©辰野仁造

コレクション展 特集展示
辰野登恵子 愛でられた抽象
2016年7月31日(日)-9月4日(日)

関連企画
座談会「辰野登恵子の出発点 −1970年代を中心に−」
大石一義(デザイナー)
谷新(宇都宮美術館館長)
2016年8月11日(木・祝)14:00-(開場:13:30)
会場:宇都宮美術館 講義室
定員:170名(先着順)、無料

※上記以外の関連企画は、公式ウェブサイトを参照。

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