パウル・クレー「北極の露」 1920年 セゾン現代美術館蔵
北陸新幹線開業記念
時代の共鳴者 辻井喬・瀧口修造と20世紀美術 ーセゾン現代美術館コレクションからー
2015年12月1日(火)-2016年1月17日(日)
富山県立近代美術館
http://www.pref.toyama.jp/branches/3042/3042.htm
開館時間:9:30-17:00 入館は閉館30分前まで(初日のみ10:00-17:00)
休館日:月(月曜が祝日の場合は翌日)、12/28-1/4
富山県立近代美術館では、それぞれ同時代美術の擁護者として作家を支援し、その紹介に努めた詩人の辻井喬(堤清二のペンネーム)と富山県出身の詩人・批評家である瀧口修造が捉えた20世紀美術を、セゾン現代美術館のコレクションを中心に紹介する企画展『時代の共鳴者 辻井喬・瀧口修造と20世紀美術 ーセゾン現代美術館コレクションからー』を開催する。
セゾン現代美術館は、故堤康次郎の収集品を保存し、一般に公開するため、高輪美術館として1962年に開館。同時代のさまざまな実験的創造の場として「生きた美術館」の必然性が起り、新たな構想のもと、81年に軽井沢に移転、91年に「セゾン現代美術館」と改称した。こうした移転や現代美術を中心とした収集や展示には、辻井が深く関わっている。本展には、パウル・クレー、マン・レイ、ルーチョ・フォンタナ、ジャスパー・ジョーンズといったセゾン現代美術館の所蔵作品や、富山県立近代美術館が所蔵する瀧口修造、中西夏之らの作品が出品される。
会期中には、難波英夫(セゾン現代美術館 館長)による講演会「辻井喬と堤清二―文学と美術館(仮題)」やミュージアムコンサートを開催するほか、常設展示の一部(常設Ⅳ)で、富山県立近代美術館が所蔵する瀧口修造のコレクションによる「瀧口修造とタケミヤ画廊」(〜12/6)と「瀧口修造とデザイン」(12/8〜2/28)が開催される。
関連企画
講演会「辻井喬と堤清二―文学と美術館(仮題)」
講師:難波英夫(セゾン現代美術館 館長)
2015年12月12日(土)14:00-15:30(予定)
会場:富山県立近代美術館1階ホール
聴講無料、事前申込不要
ミュージアムコンサート
2015年12月20日(日)14:00-15:00(予定)
会場:富山県立近代美術館企画展示室
出演:赤坂達三 クラリネット五重奏(クラリネット:赤坂達三、ヴァイオリン:青木恵音、藤田千穂、ヴィオラ:金田滉司、チェロ:富田祥)
要企画展観覧券
※上記以外の関連イベントは、美術館公式ウェブサイトを参照。