映像ミュージアム2014 高嶺格:他人を理解する6つの方法 @ 北海道立近代美術館


「ジャパン・シンドローム」

映像ミュージアム2014
高嶺格:他人を理解する6つの方法
2014年11月1日(土)-11月3日(月、祝)
北海道立近代美術館
http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/

各日14:00-(開場:13:30-)
会場:北海道立近代美術館・講堂
定員:230名(先着順)
http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/info/artevent.html#filmfes

北海道立近代美術館では、映像ミュージアムにおける北海道滞在者シリーズ第2弾として、高嶺格の映像作品、演出作品の記録映像の上映、アーティスト・トークを通じて、高嶺が常に抱いてきた他者との関係性を探求する企画『高嶺格:他人を理解する6つの方法』を3日間にわたって開催する。

高嶺格は1968年鹿児島生まれ。現代社会における支配や抑圧の構造に対する批評的かつユーモアあふれる作品を手がける。これまでに第50回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2003)や釜山ビエンナーレ(2004、2012)、横浜ビエンナーレ2005、あいちトリエンナーレ2010など数多くの国際展や企画展に参加。2011年から2012年にかけて個展『とおくてよくみえない』が国内の3つの公立美術館とバーミンガムを巡回。その後も水戸芸術館(2012)やCasco(ユトレヒト)などで個展を開催。90年代から継続してパフォーマンスも発表しており、KYOTO EXPERIMENTには2011年から連続で参加し、今年も『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』を発表している。


「Melody♡Cup」photo courtesy: Hiroshi Takezaki

本企画は、映像作品「ジャパン・シンドローム」3編の上映、ワークショップスタイルのパフォーマンス「アロマロア・エロゲロエ」と「Melody♡Cup」の演出作品記録の上映、アーティスト・トークで構成される。初日に上映する「ジャパン・シンドローム」は2011年の東京電力福島第一原子力発電所で発生した原子力事故に揺れる日本の状況を、関西、山口、水戸の各地で行なった取材を基にして、演劇的な手法で再現し撮影した映像作品。二日目に上映する「アロマロア・エロゲロエ」は2006年にアイ・ホール(伊丹市立演劇ホール)の委託作品として学生とともに制作され、最初にシナリオを設けずに、参加者とのワークショップやディスカッションを重ねながら創作していくという手法がとられた。「Melody♡Cup」も同様の手法で制作した作品で、タイからの5人と日本からの7人が出演している。最終日のアーティスト・トークでは、2000年に札幌に滞在した時期に考えていたアイディアから最近の活動まで、作品の紹介や上映を交えながら語られる。

2014年11月1日(土)14:00-(作品上映:約2時間弱)
「ジャパン・シンドローム 関西編」
「ジャパン・シンドローム 関西編」
「ジャパン・シンドローム 関西編」

11月2日(日)14:00-(作品上映:約3時間弱)
「アロマロア・エロゲロエ」
「Melody♡Cup」

11月3日(月、祝)14:00-(約2時間)
高嶺格アーティスト・トーク

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