『ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス』金沢21世紀美術館で開催

2010年9月18日
2010年9月18日(土)– 12月25日(土)
金沢21世紀美術館

2003年ヴェネチア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞し、テート・モダン、パリ市立近代美術館、ソフィア王妃芸術センター(マドリッド)など世界各国の美術館で展覧会を行っているペーター・フィッシュリとダヴィッド・ヴァイス。彼らの日本での初の個展が2010年9月18日に金沢21世紀美術館で開始した。

本展では1979年に初めて共同で制作した「ソーセージ・シリーズ」から新作までの幅広い年代の作品が展示される。なかでも日本で撮影したネズミとクマの新作《庭園にて》(2008–10)は今回初公開となる。



手前:不意に目の前が開けて, (1981/2006). :エアポート, (1987-)

ポリウレタンを用いた「グレイ・スカルプチャー」シリーズ、チューリヒの下水管の調査映像とカラフルな壁紙画像を重ね合わせた幻想的な《パラッツォ・リッタでのカナルヴィデオ》(1992/2008)、ネズミとクマの初期作品《ゆずれない事》(1980–81)と《正しい方向》(1982–83)、様々なオブジェのエネルギーのつながりを捉えた《事の次第》(1986–87)とその制作のドキュメント《事の成り立ち》(1985/2006)などの映像作品、《事の次第》の着想を得るもととなった写真シリーズ「均衡」(1984/85)、既製品の組み合わせによる機械仕掛けの彫刻《音と光——緑の光線》(1990)、約90点の粘土オブジェから成るインスタレーション《不意に目の前が開けて》(1981/2006)の新バージョン、金獅子賞を受賞した2003年のバージョンから更に発展したインスタレーション《質問》など、映像作品、写真作品、立体作品が多数展示される。

コートヤードには風景画の考察《無題(コンクリート・ ランドスケープ)》(2010)が展示されており、美術館中央に位置する円形展示室外側の壁にはポストカードサイズの白黒写真作品《フォトグラフィア》(2004/05)を展示するなど、展示室のみならず周辺空間も使った展示構成となっている。

展覧会初日の午後にフィッシュリとヴァイスへの質問形式のトークを開催する。また、会期中も学芸員によるギャラリー・トークがある。出品作品の情報を含む詳細は美術館サイトの展覧会専用ページを参照。

(文中敬称略)



ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス @ 金沢21世紀美術館 Part 1

ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス @ 金沢21世紀美術館 Part 2


『ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス』
会期: 2010年9月18日(土) – 12月25日(土)
休館日: 月曜日(ただし9月20日、10月11日、11月22日は開館)、9月21日、10月12日、11月24日
時間: 10:00–18:00 金土 10:00–20:00
会場: 金沢21世紀美術館
http://www.kanazawa21.jp/