〈イベント〉イサム・ノグチのヒロシマ・プロジェクトを読み解く


イサム・ノグチ《広島の原爆死没者慰霊碑》(模型)1952、Photo by Isamu Noguchi, courtesy of The Noguchi Museum, New York

特別展「サイト -場所の記憶、場所の力-」に関連して、イサム・ノグチに関する講演会を開催します。

広島中心部に架かる平和大橋をデザインしたことで知られるイサム・ノグチ(1904-1988)。 広島と関わりの深いノグチの作品に、平和記念資料館を設計した丹下健三の依頼により手がけた原爆死没者慰霊碑案がありました。 この案は実現を見ずに幻に終わりますが、地下には霊安室を備えた2層構造をしており、深い精神性を帯びた造形として人々の記憶に現在も残っています。

幻に終わったノグチのモニュメント、原爆死没者慰霊碑案はどんな構想だったのか? ノグチの目指した「場」の解釈を様々な資料をまじえ、パブリック・アートの視点から、造形作家・批評家である岡崎乾二郎が検証します。

日時:2013年8月31日(土)14:00~15:30
会場:広島市現代美術館 エントランスホール
講師:岡崎乾二郎
1955年東京生まれ
1982年パリ・ビエンナーレ招聘以来、数多くの国際展に出品。近畿大学国際人文科学研究所教授・副所長。
※参加無料、申込不要

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