〈特別展〉解剖と変容:プルニー&ゼマーンコヴァー|チェコ、アール・ブリュットの巨匠


ルボシュ・プルニー《無題》2009
abcd コレクション

アール・ブリュットとはなにか? 精神の奥底から沸きあがる衝動の表現、その最先端を日本初公開

近年注目を集めるアール・ブリュット/アウトサイダー・アート。その本質に迫り、ヨーロッパでの動向など最先端を紹介する展覧会を開催します。アール・ブリュットは、専門的な美術教育を受けていない作り手が、芸術文化や社会から距離を置きながら制作した作品です。本展では、世界有数のアール・ブリュット・コレクション〈abcd〉の所蔵品約100点と関連資料によって、生物の形態の解剖学的変容をテーマに、チェコ出身の画家ルボシュ・プルニー(1961年〜)とアンナ・ゼマーンコヴァー(1908〜1986年)を日本で初めて本格的に紹介します。精神の内奥を暴き出すような、迫力に満ちた表現をご堪能ください。

また、アール・ブリュットの作り手や歴史を紹介する長編ドキュメンタリー映画「天空の赤」を上映し、映画で取り上げられた作品も紹介します。併せてご鑑賞ください。

:::::: 展覧会の詳細は特設ウェブサイトをご覧ください ::::::
http://www.hiroshima-moca.jp/pz/

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会期 2012年5月26日(土)〜7月16日(月・祝)
開館時間 10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日 ※ただし、7月16日(月・祝)は開館

関連プログラム 講演会「アール・ブリュットの現在」

講師:服部正(本展覧会企画者・横尾忠則現代美術館学芸員)
※参加無料、申込不要


ルボシュ・プルニー《無題》1999年
abcd コレクション


アンナ・ゼマーンコヴァー《無題》
1960年代後半
abcd コレクション


ヘンリー・ダーガー《無題》(部分)1950-60
abcd コレクション ©Kiyoko Lerner

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