© 2013 Bass Films, LLC and Monarchy Enterprises S.a.r.l. All Rights Reserved.
『それでも夜は明ける[12 YEARS A SLAVE]』
2014年3月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国順次公開
http://yo-akeru.gaga.ne.jp/
ターナー賞受賞経験を持ち、カンヌ国際映画祭カメラ・ドール賞を受賞するなど映画監督としても知られるスティーヴ・マックイーンによる三作目の長編映画『それでも夜は明ける』が2014年3月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて全国順次公開する。同作は2014年3月2日(日本時間3日)に行なわれた第86回米アカデミー賞に9部門がノミネートされ、作品賞と助演女優賞(ルピタ・ニョンゴ)、脚色賞(ジョン・リドリー)を受賞するなど、世界各地で数多くの映画賞を受賞している。
スティーヴ・マックイーンは1969年ロンドン生まれ。現在はアムステルダムを拠点に活動する。歴史的な事象や抽象的な概念から個人的な関心事までさまざまな題材を、観客の感情的な葛藤を喚起するような映像作品や彫刻インスタレーションで発表している。上述したターナー賞受賞(1999)以外にも、二度のドクメンタ(2002、2007)や第53回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2009)へ参加するなど、既に数多くの業績を残しており、日本国内でも2006年に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で個展を開催している。映画監督としても、これまでに『Hunger』(2008)、『SHAME』(2011)を製作、発表しており、カンヌ国際映画祭カメラ・ドール、ヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞をはじめとする数多くの賞に輝いている。
本作は、自由の喜びと鎖につながれる苦しみの両方を経験した男の視点からアメリカ奴隷制度を描こうと考えていたマックイーンが、1853年に出版されたアフリカ系アメリカ人ソロモン・ノーサップの回想録を原作に映画化したもの。『Hunger』を鑑賞したブラッド・ピットが作品製作を依頼し、本作のプロデューサーを務める。キウェテル・イジョフォーがソロモン役、マックイーンの過去二作で主演を務めたマイケル・ファスベンダーが奴隷主のエップス役を務める。