ケリス・ウィン・エヴァンス @ 草月会館1F 草月プラザ 石庭「天国」


Cerith Wyn Evans Forms in Space … by Light (in Time) (2017) Photo: Joe Humphreys, Courtesy Tate Photography

ケリス・ウィン・エヴァンス
2018年4月13日(金)-4月25日(水)
タカ・イシイギャラリー
http://www.takaishiigallery.com/
会場:草月会館1F 草月プラザ 石庭「天国」(東京都港区赤坂7-2-21)
開館時間:10:00-17:00
休館日:日、月
展覧会URL:http://www.takaishiigallery.com/jp/archives/18261/#more-18261

タカ・イシイギャラリーは東京・赤坂の草月会館1F 草月プラザを会場に、多種多様な表現媒体を駆使して、光とテキストの関係性、思考と意味の関係性を探求する作品を発表してきたウェールズ出身のコンセプチュアル・アーティスト、ケリス・ウィン・エヴァンスの国内最大規模の個展を開催する。

ケリス・ウィン・エヴァンス(1958年ウェールズ・スラネリ生まれ)は、映像作家としてキャリアをはじめ、80年代にはしばしばダンサーなどと協力しながら、「エクスパンデッド・シネマ」と呼ばれる実験映像作品を手がけている。90年代以降は、展示空間の文脈を踏まえつつ、幅広い分野における先人達の先駆的な試みを引用した作品を、ネオンやテキスト、鏡、音など多種多様な表現媒体を用いて発表している。2002年のドクメンタ11やヴェネツィア・ビエンナーレに初参加したウェールズ館のグループ展(2003)をはじめ、第9回イスタンブール・ビエンナーレ(2005)、ヨコハマトリエンナーレ(2005、2008)、ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展(2010)、あいちトリエンナーレ2010など、数多くの国際展、展覧会に参加しており、昨年もミュンスター彫刻プロジェクト2017と第57回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品している。また、近年の主な個展に、タマヨ現代美術館(メキシコシティ、2018)、サーペンタイン・サックラー・ギャラリー(2014)、ティッセン=ボルネミッサ・アート・コンテンポラリー(ウィーン、2013)など。昨年は、テート・ブリテンのコミッションを受け、予てから関心を抱いていた「能」から、能楽師の所作を示した図を引用した大型ネオン作品「Forms in Space … by Light (in Time)」を発表している。

本展では、イサム・ノグチ作の石庭「天国」に、床面から天井まで達する3本の光の柱と複数の松の木を配した大規模なインスタレーションを発表する。まるで呼吸をするかのように緩やかに明滅を繰り返す光の柱は、石庭のタンブル(音色)を浮かび上がらせるテンポを生み、また能舞台に倣い石庭の適所に配される松の木は、その有機体としての存在から時間の「質感」を喚起する。ウィン・エヴァンスの作品を通して、単なる展示会場からある種の舞台へと転換した石庭では、知覚についての瞑想、演劇というメディウムが扱う夢想と可能性が演目となる。


Cerith Wyn Evans “S=U=P=E=R=S=T=R=U=C=T=U=R=E (‘Trace me back to some loud, shallow, chill, underlying motive’s overspill…’) (2010) Courtesy of the artist, Taka Ishii Gallery, Tokyo and White Cube, London

ART iT Archive
ケリス・ウィン・エヴァンス「今この場において(ヒック・エト・ヌンク)——翻訳(トランスレーション)の向こう側の錯乱(デリリアム)」(2010年10月)

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