特別上映会『ASAHIZA 人間は、どこへ行く』『ル・コルビュジエの家』


『ASAHIZA 人間は、どこへ行く』(監督/藤井光)

特別上映会『ASAHIZA 人間は、どこへ行く』『ル・コルビュジエの家』
2014年12月13日(土)、12月14日(日)
銀座メゾンエルメス ル・ステュディオ
http://www.maisonhermes.jp/ginza/movie/

銀座メゾンエルメス ル・ステュディオでは、「メタモルフォーズ―変身」をテーマに開催してきた2014年の締めくくりとして、同プログラム・ディレクターであるアレキサンドル・ティケニスを招聘し、建築とメタモルフォーズを巡るふたつの特別上映会を開催する。

12月13日の特別上映会Ⅰでは、藤井光の福島県南相馬市にある1991年に閉館した映画館「朝日座」を巡るドキュメンタリー『ASAHIZA 人間は、どこへ行く』を上映。同作品において、藤井は映画館を巡る人々の記憶やその土地の佇まいをレンズを通して記録し、劇場の持つ社会的な意味と価値、そして、公共の空間の可能性について考察していく。15時の上映終了後には、藤井光、小川直人(せんだいメディアテーク映像キュレーター)、アレキサンドル・ティケニスによるトークセッションが行なわれる。

12月14日の特別上映会Ⅱでは、ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーンが監督した『ル・コルビュジエの家』を上映。20世紀の近代建築を代表する建築家が設計したクルチェット邸を舞台に、ブラックユーモアを交えたフィクションで、建築を通じてかたちづくってきた社会の断片について考察していく。15時の上映終了後には、アレキサンドル・ティケニスによるトークを開催する。


『ル・コルビュジエの家』(監督/ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン)© Action Inc.

なお、ル・ステュディオの12月上映プログラム(※上映日:12/6、7、20、21、23、27、28)は、ミカ・タニラの『フトゥロ—未来への新しいスタンス』(1998)とブノワ・フェリシの『未完の地、イタリア』(2011)をシアターで上映。シアター前室のモニターでは、ジョセフ・モルデルの『ポンピドゥー・センターの建設』(1977)を上映する。3つの建築物を対象にしたドキュメンタリーを通して、「メタモルフォーズ―変身」を考察していく。

『ASAHIZA 人間は、どこへ行く』は11月22日(土)11時から、『ル・コルビュジエの家』は11月23日(日)11時から予約受付開始。通常の12月上映プログラムの予約は既に受付を開始している。各上映に関する詳細は、公式ウェブサイトを参照。

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