大木裕之「闘い/抽象/具体/現象」with 高崎元尚 @ ARATANIURANO


大木裕之「松前君の旋律Ⅱ」2004/2014年、16mm/DV、20min、制作=S・P・I

大木裕之「闘い/抽象/具体/現象」with 高崎元尚
2014年3月8日(土)-4月12日(土)
ARATANIURANO
http://arataniurano.com/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※オープニングレセプション:3月8日(土)18:00-20:00

ARATANIURANOでは映像制作を中心に多様な表現方法で発表を続ける大木裕之、そして、具体美術協会に所属し、かつて大木との共演経験を持つ高崎元尚の作品を紹介する『大木裕之「闘い/抽象/具体/現象」with 高崎元尚』を開催する。

大木裕之は1964年東京都生まれ。高知県在住。東京大学工学部建築学科在学中の80年代前半より映像制作を始め、95年には第46回ベルリン国際映画祭にてネットパック賞を受賞する。その後も、映像制作のほか、インスタレーション、パフォーマンス、ドローイングやペインティングなど、多岐に渡る表現を展開。『時代の体温』(1999年、世田谷美術館)を皮切りに『How Latitudes Become Forms:Art In a Global Age』(2003年、ウォーカーアートセンター、ミネアポリス)、『六本木クロッシング』(2004年、森美術館)、『マイクロポップの時代:夏への扉』(2007年、水戸芸術館)、シャルジャ・ビエンナーレ(2007年)、『Out of the Ordinary』(2007年、ロサンゼルス現代美術館)など国内外の数多くの展覧会に参加している。

本展では「マテリアル」をテーマに東北、アリゾナ、中国、コンゴで撮影した「みつめつつユみ」、89年から継続している北海道松前町を毎年冬に撮影したシリーズ最新作の「松前君の旋律Ⅱ」、高崎を対象とする映像作品「白鏡」(1998-)などの上映、展示を行なう予定。

高崎元尚は1923年高知県生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科を卒業後、具体美術協会に所属。近年では『具体-ニッポンの前衛 18年の軌跡』(2012年、国立新美術館)、『GUTAI: SPLENDID PLAYGROUND』(2013年、ニューヨーク・グッゲンハイム美術館)などに出品。大木とは95年に高知県立美術館で開催された『クールの時代、美術のノイズ・ミュージック』で共演、同展のために企画制作された「HEAVEN-6-BOX」(1994-95)にそのパフォーマンスシーンが収録されている。本展では、高崎が展開している「装置」シリーズを展示予定。

なお、同展初日には白金アートコンプレックス合同オープニングレセプションを行ない、杉本博司によるパフォーマンスが山本現代で行なわれる予定。

白金アートコンプレックス合同オープニングレセプション
2014年3月8日(土)18:00-20:00
杉本博司によるパフォーマンス 18:00- ※予約制=60名限定
会場:白金アートコンプレックス3F 山本現代(TEL:03-6383-0626)

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