さいたまトリエンナーレ2016、参加アーティスト第一弾発表


向井山朋子「Multus #2」

2015年10月6日、さいたまトリエンナーレ実行委員会は文化芸術都市さいたま市の象徴的、中核的な事業として2016年秋より開催するさいたまトリエンナーレ2016に参加するアーティストの第一弾のリストを発表した。

さいたまトリエンナーレ2016は、ディレクターの芹沢高志(P3 art and environment統括ディレクター)が掲げる「未来の発見!」というテーマのもと、市民がアーティストと協働して、自分たちの未来を探していく、「市民の想像力の祭典」を目指している。芹沢は「アーティスト」を選ぶというより、「アートプロジェクト」を選ぶという考えに立ち、「誰が」を重要としつつも、その誰が「何を」するのかということこそが重要であると捉えており、今回発表されたアーティストとともにプロジェクトの構想を進めている。

参加アーティスト:秋山さやか、アイガルス・ビクシェ、チェ・ジョンファ、藤城光、ダニエル・グェティン、日比野克彦、ホームベース・プロジェクト、磯辺行久、日本相撲聞芸術作曲家協議会JACSHA(鶴見幸代、野村誠、樅山智子)、川埜龍三、オクイ・ララ、松田正隆、目(南川憲二、荒神明香、増井宏文)、向井山朋子、長島確、新しい骨董(山下陽光、下道基行、影山裕樹)、西尾美也、野口里佳、岡田利規、大洲大作、大友良英、小沢剛、ソ・ミンジョン、高田安規子・政子、多和田葉子、マテイ・アンドラシュ・ヴォグリンチッチ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、ユン・ハンソル


Above:アピチャッポン・ウィーラセタクン Stills from「For Tomorrow and For Tonight」Courtesy of Kick the Machine Films. Below:小沢剛「あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き」撮影:青木兼治

なお、さいたまトリエンナーレ2016は2015年度に来秋の芸術祭に繋がるプロジェクトを市内各所で展開。現在、「小沢剛:あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き」さいたま版をさいたま市プラザノース ノースギャラリー8で開催しているほか、今後も、さいたま市独自のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)のあり方を探る実験的なプロジェクト「HomeBase Project SAITAMA 2015」やマイクロレジデンス・ネットワーク・フォーラム 2015、さいたまトリエンナーレ2016トークイベント、さいたまスタディーズなどを展開している。

さいたまトリエンナーレ2016
2016年9月24日(土)-12月11日(日)
https://saitamatriennale.jp/

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