2012年7月29日から始まる大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012の参加アーティストが一部発表された。23の国・地域から、77のアーティスト・プロジェクトが決定した。
第5回目の開催となる今回は「震災からの復興」をテーマに、地域の資産を活かすこと、倒壊・破損した芸術祭の施設・作品の修復、オーストラリア・東アジアなど外国とのネットワークの強化、瀬戸内国際芸術祭との連携などによる国内のネットワーク強化、過去の芸術祭でのイベントの再演、そして十日町ステージ越後妻有交流館キナーレの新規展開に重点を置いて展開する。総合ディレクターは北川フラムが、そしてアートアドバイザーはロンドンのサーペンタイン・ギャラリーのディレクター、ハンス=ウルリッヒ・オブリストとインデペンデントキュレーターのファン・ドウが務める。クリエイティブディレクターは佐藤卓。
第一弾として発表された参加アーティストには、今回が初の参加となるリクリット・ティラバーニャのほか、ツェ・スーメイやエルムグリーン&ドラッグセット、ニブロールなど。また、メインイメージなど芸術祭公式写真は石川直樹が担当する。また、2000年に中国福建省の登り窯を移築再生した蔡國強のドラゴン現代美術館では、アン・ハミルトンの展示を予定。今年3月に逝去された故・中原佑介の蔵書3万冊などの現代美術資料の公開と、中原に関する記念展示も行われる。中原は第1回開催より同芸術祭のアートアドバイザーを務めていた。
なお、参加アーティストの発表第二弾は12月中に行われる予定。
(文中敬称略)
越後妻有 大地の芸術祭の里:http://www.echigo-tsumari.jp/
参加作家一覧:http://www.echigo-tsumari.jp/news/2011/10/news_20111028_01
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012
2012年7月29日(日)– 9月17日(月・祝)
会場: 越後妻有地域 (新潟県十日町市、津南町)