公募|現代芸術振興財団による平成28年度研究助成

公益財団法人 現代芸術振興財団は、現代美術に取り組むアーティストを対象としたCAFAA賞および若手芸術家や若手音楽家の活発な創作活動の奨励を目的とした助成制度の本年度の申請受付を開始している。

公益財団法人 現代芸術振興財団は、現代芸術に関する知識と教養の向上を目的に、展覧会を通じた現代美術の普及活動、若手芸術家や若手音楽家の支援を目的としている。株式会社スタートトゥディ代表取締役の前澤友作が会長を務める。学生を対象としたアートアワード、CAF賞も主催している。

CAFAA賞は、次なる世代の柱となる才能あるアーティストを選び、国際的に活躍するきっかけを提供することを目的に2015年から実施している。今回の最優秀賞受賞者には、賞金300万円のほか、ロンドンのデルフィナ財団での滞在制作の機会が与えられる。参加資格は、本国籍を有する、もしくは日本在住で、大学や大学院などの教育機関を卒業後、10年から15年程度のアーティスト。エントリーシートや作品データによる1次選考に続く、2次選考での作品審査、最終選考の審査員とのディスカッション(英語)を経て、受賞者が決定する。審査員は、デルフィナ財団ディレクターのアーロン・セザー、画家・小林正人、現代美術家・スプツニ子!の3名。応募締切は7月15日。

一方、助成制度の対象となるのは、日本国籍を有する、もしくは日本の永住資格を有する20歳以上35歳以下(募集年度4月1日時点)の芸術家および音楽家。助成額は総額200万円で、1名あたり10〜30万円以内。受給者には原則として申請年の8月に助成金が交付される。過去には、日産アートアワード受賞者の毛利悠子や、今年2月に資生堂ギャラリーで個展を開催した川久保ジョイなどが受給している。応募締切は2016年6月末日。

詳細は公式ウェブサイトを参照。

公益財団法人 現代芸術振興財団http://gendai-art.org/

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