ニューヨーク、ソーホー地域を拠点に30年以上にわたり現代美術の展覧会を支援してきたイセ・カルチュラルファンデーションNYは、展覧会を助成対象とした「ISE NY助成プログラム」の募集をはじめている。
ISE NY助成プログラムは、既に開催が決定している美術の展覧会を対象としたもので、申請者の人種、年齢、所在地のみならず、展覧会開催国、地域に対する限定もない。助成金額は最高5,000ドルで、企画の規模や内容にあわせて個別に判断される。2016年下半期の助成対象は、2017年1月1日から6月30日に開催する展覧会。今回より、応募方法が変更され、オンラインでの応募が可能となった。応募締切は2016年9月28日。そのほか、注意事項など詳細は公式ウェブサイトを参照。
イセ・カルチュラルファンデーションは1984年に設立された非営利団体。ニューヨーク、ソーホー地域にあるイセギャラリーを中心にキュレーターや若手アーティストの支援活動を続けている。主な活動として、アジア諸国のアーティストをアメリカで紹介する「アジア芸術シリーズ」、2002年からは「PEC（ペック）プログラム」と題したキュレーター向けの企画公募プログラム、「日米学生展覧会」（2005-2012）、「ISE NY Art Search」（2013-）がある。また、昨年5月には、長年の功績が評価され、在ニューヨーク日本国領事館から在外公館表彰を受賞している。
イセ・カルチュラルファンデーションNY：http://www.iseny.org/