2011年ヴェネツィア・ビエンナーレ、企画展テーマ発表

2010年10月22日、ヴェネツィア・ビエンナーレ事務局は2011年6月に開催される第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ美術展の企画展のテーマを発表した。アーティスティックディレクター、ビーチェ・クーリガーが決定したタイトルは『ILLUMInations』。広報資料によるとクーリガーは「ヴェネツィア・ビエンナーレは、国際的な現代美術の発展における、普及と「啓蒙」(illumination)のために最も重要なフォーラムのひとつです」と語っており、今回のメインの企画展ではヴェネツィアゆかりの画家、ティントレットの後期作品がひとつの鍵になることを明らかにした。

また、現時点で追加判明した、各国パビリオン代表作家は次の通り。

イスラエル館 シガリット・ランダウ
ウェールズ館 ティム・デイヴィーズ
カナダ館 スティーヴン・シアラー
北欧館 アンドレアス エリクソン

事務局によれば、今回初参加の国は、先日お伝えしたインドの他、アンドラ、サウジアラビア、バーレーン、バングラデシュ、マレーシア、ルワンダ、コンゴなど。また、数十年ぶりにイラクが参加する可能性もあるという。

(文中敬称略)

すでに発表済みの他のパビリオン
アイスランド館 リビア・カストロとオラファー・オラフソン
アイルランド館 コーバン・ウォーカー
アメリカ館 ジェニファー・アローラ&ギレルモ・カルサディーヤ
イギリス館 マイク・ネルソン
韓国館 李庸白(イ・ヨンベク)
スイス館 トーマス・ヒルシュホルンとアンドレア・タール
スコットランド館 カーラ・ブラック
スペイン館 ドラ・ガルシア
ドイツ館 クリストフ・シュリンゲンズィーフ
日本館 束芋
ニュージーランド マイケル・ペアコワイ
フランス館 クリスチャン・ボルタンスキー
ロシア館 コレクティブ・アクションズ

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