2011年ヴェネツィア・ビエンナーレ、スコットランド代表はカーラ・ブラックに


Karla Black – Pleaser (2009) (現在サーチ・ギャラリーで行われている『Newspeak: British Art Now』展より)
2011年に行われる第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展スコットランド館のキュレーション担当に任命されたエディンバラのフルーツマーケット・ギャラリーが、代表作家名を発表した。

アーティストはグラスゴーを拠点とするカーラ・ブラック(1972年生まれ)に決定。近年ではクンストフェライン・フライブルク(2009)、スコティッシュ・ナショナル・ギャラリー・オブ・モダン・アート(2009)、テート・ブリテン(2008)などでのグループ展に出品、イギリスを中心にドイツやスイスなどでも個展を開催。フルーツマーケット・ギャラリーのディレクター、フィオナ・ブラッドリーは「カーラ・ブラックはスコットランドで一番注目に値するアーティストの一人です。その美しく、思慮深く、直感的な彫刻作品は既に国内外で反響を呼んでいます」とコメントを寄せる。

第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展は、2011年6月から11月にかけて開催予定。スコティッシュ・アーツ・カウンシル、ブリティッシュ・カウンシル、そしてナショナル・ギャラリーズ・オブ・スコットランドの提携による『スコットランドとヴェネツィア』は、今回が5回目の展示となる。


Karla Black – Nothing Is A Must (2009) (現在サーチ・ギャラリーで行われている『Newspeak: British Art Now』展より)
なお、ロンドンのサーチ・ギャラリーでは10月17日まで『Newspeak: British Art Now』を開催中。同展覧会ではカーラ・ブラックの作品を3点展示している。
(文中敬称略)

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