2012年9月7日、第9回光州ビエンナーレが開幕した。「ラウンドテーブル」というテーマのもと、44カ国から92名を超えるアーティスト、アーティストグループが参加する。森美術館シニアキュレーターの片岡真実を含む、アジアの女性キュレーター6人がアーティスティックディレクターを共同で務め、各キュレーターが定めたサブテーマに従って、展示をしている。
サブテーマは「集団性のログイン、ログアウト」「歴史の再考察」「つかの間の出会い」「親密さ、自律、匿名性」「個人的体験への回帰」「時空間におけるモビリティの影響力」の6つ。これらを軸にひとつの意見に集約されない「ラウンドテーブル」を目指す。
日本からは笹本晃、戸島麻貴、下道基行のほか、小沢剛が西京人のメンバーとして、またヒロミ・タンゴがクレイグ・ウォルシュとの共作で、三家総一郎がロイズ・グらとのコラボレーションで、それぞれ参加している。
作品はビエンナーレホールの他、光州市立美術館、無覚寺、光州劇場、大仁市場にも展示される。
光州ビエンナーレ
2012年9月7日-11月11日
http://www.gwangjubiennale.org
(文中敬称略)