藤本壮介がサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013を担当

サーペンタイン・ギャラリーは、2013年のパビリオンの設計を藤本壮介に依頼することを発表した。
藤本は1971年北海道生まれ。2004年には伊達の援護寮でJIA新人賞、2008年には伊達市の情緒障害児短期治療施設(2006)で日本建築大賞を受賞している。そのほか代表作には、大分市のhouse N(2008)や武蔵野美術大学図書館(2010)などがある。また、第13回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展で金獅子賞を受賞した日本館の参加建築家のひとり。ヴィクトリア&アルバート美術館やワタリウム美術館での展示経験も持つ。また、近年は2017年の完成を目指す台中市の新タワーの国際コンペにて最優秀賞を獲得している。今回は藤本らしい透明性と周囲の環境を活かしたパビリオンになる予定。
同プロジェクトは2000年から始まり、現在では国際的にも注目の高い建築プロジェクトのひとつとなっている。昨年はヘルツォーク&ド・ムーロンと艾未未が設計を担当した。また、日本人建築家としては、2002年の伊東豊雄、2009年のSANAAに続く抜擢となる。

サーペンタイン・ギャラリー:http://www.serpentinegallery.org/

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