寄付報告/奈良美智チャリティーカードセット

東京・原美術館、群馬・ハラ ミュージアム アークより

東日本大震災被災地復興支援「奈良美智×原美術館『My Drawing Room』チャリティ大判カードセット」約半数の売上利益にあたる542,503円を、7月20日付で特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)に寄付いたしました。奈良美智さん、カードをご購入くださった皆さまのご厚意に心よりお礼を申し上げます。次回は完売時、ジャパン・プラットフォームに寄付し、改めてご報告申し上げます。引き続きのご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて先日、日本国際ボランティアセンター(JVC)広報の方にご来館いただき、支援活動についてお話を伺いましたので、簡単にご報告いたします。

日本国際ボランティアセンター(JVC)は1980年に発足、現在9カ国で活動する国際協力NGOです。このたびの東日本大震災の発生を受け、宮城県気仙沼市と岩沼市災害ボランティアセンターの運営支援などに取り組んできました。今回の寄付金は現在進行中の下記の活動を中心に役立てられるのだそうです。

1. 福島県南相馬市におけるラジオを通した支援
南相馬市では今年4月より災害臨時放送局「みなみそうま災害エフエム」(FMラジオ)が開設され、放射線量や市からのお知らせ、イベント情報など、市民に必要な情報を発信しています。JVCは、ラジオ約1300台の提供や、県外へ避難している人たちがインターネットでラジオを聞くための機材導入協力に加え、スタッフ1名の現地への派遣を行ないました。元新聞記者であるこのスタッフは今も南相馬市に駐在し、原稿作りや取材など、ラジオ局の運営をサポートしているそうです。

2. 宮城県気仙沼市鹿折(ししおり)地区の復興支援
気仙沼市屈指の漁業の町、鹿折地区は津波により甚大な被害を受けました。生業である漁が再開できるよう、JVCでは津波で散乱した漁具の片づけや魚網の修理などの支援を行なっています。また、避難所への扇風機の提供や児童の通学バスの支援など、住民のニーズに寄りそう細かな支援活動を重ねていると伺いました。(いずれも2011年8月26日現在)

詳しくは、特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)のホームページをご参照ください。http://www.ngo-jvc.net

「奈良美智×原美術館『My Drawing Room』チャリティ大判カードセット」は原美術館受付にて販売中です(1,260円)。在庫が少なくなってまいりましたのでご来館前にご確認ください。[9月2日現在/※原美術館は9月9日まで展示替え休館中。]
原美術館 TEL 03-3445-0651
ハラ ミュージアム アーク TEL 0279-24-6585 (※在庫僅少)

原美術館、ハラ ミュージアム アークの東日本大震災復興支援の取り組みにつきましては、下記をご参照ください。
■2011年4月29日(金・祝)~ 奈良美智チャリティカードセット販売[東日本大震災被災地復興支援]
■5月21日(土) 福島県の児童を群馬県・渋川市の別館ハラ ミュージアム アークへご招待
■6月26日(日)~ 寄贈作品 鈴木康広「募金箱『泉』」を原美術館に設置(年内の募金を被災地における芸術活動の復興支援のために寄付)

————————————————————————————
「アート・スコープ2009-2011」─インヴィジブル・メモリーズ
9月10日[土]―12月11日[日]

「東日本大震災被災地復興支援『奈良美智×原美術館『My Drawing Room』チャリティ大判カードセット」販売中。

原美術館とハラ ミュージアム アークはTwitterで情報発信中。
http://twitter.com/haramuseum (@haramuseum)
http://twitter.com/HaraMuseumARC (@HaraMuseumARC)

原美術館とハラ ミュージアム アークは割引券一覧iPhoneアプリ「ミューぽん」に参加。
http://www.tokyoartbeat.com/apps/mupon

ハラ ミュージアム アーク
「この世界には色がある―原美術館コレクション展」(現代美術ギャラリー)
7月2日[土]-9月11日[日]
「競・闘・争」(觀海庵)
後期 8月5日[金]-9月11日[日]

原美術館ウェブサイト
http://www.haramuseum.or.jp
http://mobile.haramuseum.or.jp

原美術館へのアクセス情報はこちら

Copyrighted Image