觀海庵:「原六郎コレクションの名品」展 5/30まで

群馬 ハラ ミュージアム アークより

アーク周辺のソメイヨシノは満開となり、今、散り始めの美しさを楽しむことができます。また、昨年にくらべ開花が遅れそうですが、八重桜もこれから美しい時期を迎えます。お花見がてら、美術館へぜひお出かけください。

さて、特別展示室「觀海庵」では原六郎コレクションの名品を公開中です。絵画作品を一部展示替えし、4月24日(土)から会期後期が始まりました。「青磁下蕪花瓶」は引き続き展示していますのでお見逃しなく。


狩野永徳 「虎図」(三井寺旧日光院客殿障壁画) 桃山時代 16世紀

後期は、狩野永徳 「虎図」(三井寺旧日光院客殿障壁画)、狩野派「帰去来・放白鷳図」(三井寺旧日光院客殿障壁画)、沈南蘋「老松白鶴図」・「双鶴桂子蘭孫図」が新たにご覧いただけます。


「青磁下蕪花瓶」(国宝)  南宋時代 12~13世紀
中国より伝来した青磁花瓶のなかでも傑出した名品として知られる「青磁下蕪花瓶」。淡い青色の釉薬の美しさ、そして、滑らかな釉薬の質感とやわらかな丸みが調和した均整美が魅力です。日本の茶人は、豊かに膨らんだ胴の姿を蕪に見立て、「下蕪」と名づけました。ずっしりと重みがあるように見えるかもしれませんが、手にとると意外に軽いのです。


円山応挙「淀川両岸図巻」 江戸時代 明和2年(1765)

応挙の「淀川両岸図巻」は場面替えをしました。前期は京都・伏見~淀城付近までをご覧いただきましたが、後期はその続きがご覧いただけます。16メートルにわたる緻密な描写をこの機会にじっくりご鑑賞ください。

■觀海庵
原六郎コレクションの名品-国宝「青磁下蕪花瓶」を中心に
後期 :4月24日(土)~5月30日(日)
■現代美術ギャラリーA・B・C
原美術館コレクション展―新収蔵作品を中心に  ~5月30日(日)

<公式WEBサイト>http://www.haramuseum.or.jp
<携帯サイト>http://mobile.haramuseum.or.jp

Copyrighted Image