ジャン=ミシェル オトニエル:マイ ウェイ展 2012/1/7[土]-3/11[日] [原美術館]

東京・原美術館より

ジャン=ミシェル オトニエル:マイ ウェイ
2012年1月7日[土] – 3月11日[日] 原美術館 [東京・品川]

フランスを代表する現代美術作家、ジャン=ミシェル オトニエルの日本初個展。ジュエリーの如く輝くガラスの大型立体作品を中心に、初期作品を含めた約60点を一挙公開。

原美術館(東京都品川区北品川4-7-25)にてジャン=ミシェル オトニエルの日本における初個展を開催します。この展覧会は、パリのポンピドゥー センターにおいて3カ月の会期で20万人という記録的人数を動員したオトニエルの回顧展を、かつて邸宅であった原美術館の空間にあわせて再構成するものです。

オトニエルは、パリ市中心に位置するメトロ「パレ ロワイヤル ミュゼ ド ルーブル」駅エントランスとして設置された大作「夢遊病者のキオスク」(2000年)の制作や、主要な美術館における展覧会開催などで活躍し、フランスを代表する現代美術作家です。日本では、原美術館の別館ハラ ミュージアム アーク(群馬県渋川市)に、赤いガラス玉をハート型に連ねた野外作品「Kokoro」(2009年)が常設され、来館者をやさしく迎えています。

本展では、硫黄や蜜蝋を用いた初期作品から、ムラーノ島などの色鮮やかなガラスを素材にした最新の立体作品まで約60点を一挙公開し、その25年の歩みを一望します。展覧会名「マイ ウェイ」はフランク シナトラの名曲より引用されたもので、周囲に左右されることなく自分の流儀で制作を続けてきたオトニエルの歩みを象徴しています。

生と死、自由と苦悩、美と官能―ジャン=ミシェル オトニエルの世界をお楽しみください。

展示解説、インスタレーションビューはこちらへ。

 
「ラカンの結び目(Le Nœud de Lacan)」(左は部分)2009年 鏡面ガラス、金属 150 x 135 x 50 cm ⒸJean-Michel Othoniel/Adagp, Paris 2011 Collection François Odermatt Photo by Guillaume Ziccarelli Courtesy of Galerie Perrotin, Paris

【開催要項】
展覧会名 ジャン=ミシェル オトニエル:マイ ウェイ(原題 Jean-Michel Othoniel, My Way)
会期 2012年1月7日[土] – 3月11日[日]
会場 原美術館 東京都品川区北品川4-7-25 〒140-0001
Tel 03-3445-0651(代表) 
Fax 03-3473-0104(代表) 
E-mail info@haramuseum.or.jp
ウェブサイト http://www.haramuseum.or.jp
携帯サイト http://mobile.haramuseum.or.jp
ブログ https://www.art-it.asia/u/HaraMuseum
Twitter http://twitter.com/haramuseum(アカウント名 @haramuseum)
主催 原美術館
共催 ポンピドゥー センター
特別協力 フランス大使館、フランス観光開発機構
助成 Institut Français
協賛 ボンポワンジャポン株式会社、Saint-Just
開館時間 11:00 am-5:00 pm(水曜は8:00 pmまで/入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日 月曜日(祝日にあたる1月9日は開館)、1月10日
入館料 一般1,000円、大高生700円、小中生500円/原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引
交通案内 JR「品川駅」高輪口より徒歩15分/タクシー5分/都営バス「反96」系統「御殿山」停留所下車、徒歩3分。

*日曜・祝日には当館学芸員によるギャラリーガイドを行ないます。(2:30pmより30分程度)

関連イベント
会期中、子ども向けワークショップ「ふしぎな現実」(原題 Le Réel Merveilleux)を原美術館内ザ・ホールにて併催(主催:ボンポワンジャポン株式会社、原美術館 キュレーション:ラボワット株式会社)
※海外で公開中のものを含むオトニエルの作品12点を、AR(拡張現実)の技術を用い3Dで楽しめるワークショップ。ピクトグラムをカメラにかざすとオトニエルの作品が立体的にプロジェクションされ、世界中に点在する作品を仮想体験できます。子どもから大人までお楽しみいただける内容です。また子どもたちがぬり絵を通してドローイングの楽しさを学べるコーナーもご用意します。


Le Bateau de larmes, 2004(参考図版)
Watercolor on paper 23 x 31 cm (9 x 12 inches)
© Jean-Michel Othoniel/Adagp, Paris 2011
Courtesy of the artist and Galerie Perrotin, Paris

【概要】
「マイ ウェイ」展はオトニエルが満を持して発表している個展。2011年3月にパリのポンピドゥー センターでスタートし、ソウル→東京→ニューヨークの3都市を巡ります。硫黄や蜜蝋を用いた初期の作品からガラスを素材にした最新の大作まで、周囲に左右されることなく「マイ ウェイ」を貫いた25年に及ぶ制作の中から約60作品を一挙公開。原美術館の空間が、まさに珠玉の数々で満たされたラビリンスへと変貌します。


「私のベッド(Mon Lit)」 2002年 ムラーノガラス、アルミニウム、飾りひも、フェルト 290 x 240 x 190 cm  François Odermatt蔵
ⒸJean-Michel Othoniel/Adagp, Paris 2011 Collection François Odermatt Photo by Patrick Gries Courtesy of Galerie Perrotin, Paris


「涙(Lagrimas)」 2002年 ガラス、水、テーブル 140 x 500 x 70 cm 個人蔵
ⒸJean-Michel Othoniel/Adagp, Paris 2011 Private Collection Photo by Guillaume Ziccarelli Courtesy of Galerie Perrotin, Paris

【見どころ】
* フランスを代表する現代美術作家、ジャン=ミシェル オトニエルの日本初個展。
* ジュエリーのように魅惑的な輝きを放つムラーノガラスなどを用いた最新の大型立体作品と、そこへ至る25年の制作より約60点を一挙公開。
* 20世紀初頭に建造された旧個人邸宅を改装した原美術館の空間を活かした展示。
* ガラスの大型立体作品1点の屋外展示を予定。

【ジャン=ミシェル オトニエルとは】
パリを拠点に活動するオトニエルは、イタリア・ヴェネツィアのムラーノ島で制作するガラス玉を用い、ジュエリーの如く輝く魅惑的な作品で注目されるアーティストです。中でも2000年にパリで制作したメトロの駅、パレ ロワイヤル ミュゼ ド ルーブルのエントランスとして設置された「夢遊病者のキオスク(Le Kiosque des Noctambules)」は、オトニエルの代表作としてパリの人々に愛されています。昼間は太陽の光に照らされ生き生きと、夜は電灯に怪しく煌めき、異次元への入口のような趣を呈しています。


「夢遊病者のキオスク(Le Kiosque des Noctambules)」 2000年
ムラーノガラス、スチール、アルミニウム、セラミック 560 x 600 x 200 cm
ⒸJean-Michel Othoniel/Adagp, Paris 2011 ⒸRATP-DGC
Photo by Jean-François Mauboussin (参考図版)

【ジャン=ミシェル オトニエル プロフィール】
1964年、フランス、サン エティエンヌ生まれ。1980年代より、硫黄、鉛、蜜蝋といった可変性の素材を使って制作。93年よりガラスを用い始める。装飾性と官能性が作品の特徴として挙げられ、カルティエ現代美術財団(2003年)、パリ装飾美術館(2007年)、ポンピドゥー センター(2011年)などで個展を開催の他、ドクメンタIX(1992年)や光州ビエンナーレ(2000年)、イスタンブール ビエンナーレ(2007年)などの国際展でも活躍。日本では、1991年に原美術館の別館 ハラ ミュージアム アークにて開催された「Too French」展に参加、3週間の滞在制作を行った。また2006年には東京都現代美術館での「カルティエ現代美術財団コレクション展」にて紹介。現在、パリ在住。http://www.othoniel.fr http://www.perrotin.com

 
ⒸJean-Michel Othoniel/Adagp, Paris 2011 Photo by Sang Tae Kim
Courtesy of PLATEAU, Samsung Museum of Art, Seoul

【ジャン=ミシェル オトニエルと原美術館】
原美術館では、1991年、別館ハラ ミュージアム アーク(群馬県渋川市)にて「Too French」展を開催した際、若きオトニエルに滞在制作をしてもらい、以来20年間親交を深めてきました。そして2009年には、大型野外作品「Kokoro」をハラ ミュージアム アークの庭に設置。来館者を出迎える本作は、ある方向からは抽象的なフォルムに、別の方向からは大きなハートに見えるという形のユニークさと、野外作品でありながら脆く儚いガラスでできた彫刻であるという点を特徴としています。


「Kokoro」 2009年 ムラーノガラス、スチール 300 x 280 x 135cm
ⒸJean-Michel Othoniel/Adagp, Paris 2011
Photo by Yuichi Shiraku
Permanent installation at Hara Museum ARC, Gunma (参考図版)

本展プレスリリースはこちらからどうぞ(PDFファイル)。

An exhibition of the Centre Pompidou, Paris
The exhibition “Jean-Michel Othoniel, My Way” has been designed by the Centre Pompidou in close collaboration with
Jean-Michel Othoniel, and was presented at the Centre Pompidou, Paris, from March 2 to May 23, 2011.

《ご鑑賞について》
・混雑時には入場制限をすることがあります。
・休日はたいへん混雑しますので、平日のご来館をお勧めいたします。
・駐車場の台数が限られておりますので、できるだけ公共交通機関のご利用をおすすめいたします。

作品保護のため、下記をお守りください。
・作品には触らないでください。
・お子様をお連れの場合、大人の方が手をつないでご観覧ください。

《写真撮影についてのご注意》
本展に限り、作家の許可を得て撮影可能となっております。作品保護のため、下記をお守りください。
・撮影する作品および周囲の作品の安全を考慮してください。
・事故防止のため作品の接写を禁止します。
・フラッシュの使用を禁止します。
・動画の撮影を禁止します。
・三脚の使用を禁止します。
・プライバシーに配慮するため、ご来館のお客様に対する撮影は禁止します。
・他のお客様の観覧を妨げないようご注意ください。
・撮影した作品写真の営利目的での使用等、著作権を侵害する二次使用を禁止します。
・撮影禁止マークのついた常設作品の撮影を禁止します。
・混雑時には撮影を制限させていただく場合があります。あらかじめご了承ください

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原美術館
杉本博司 ハダカから被服へ
3月31日[土]―7月1日[日]

原美術館とハラ ミュージアム アークはTwitterで情報発信中。
http://twitter.com/haramuseum (@haramuseum)
http://twitter.com/HaraMuseumARC (@HaraMuseumARC)

原美術館とハラ ミュージアム アークは割引券一覧iPhoneアプリ「ミューぽん」に参加。
http://www.tokyoartbeat.com/apps/mupon

原美術館ウェブサイト
http://www.haramuseum.or.jp
http://mobile.haramuseum.or.jp

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