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19:松尾邦之助と読売アンデパンダン展(3)

Part1 | Part2 とはいうものの、残念ながら現時点で松尾が『読売アンパン』(当初は『日本アンデパンダン』)の本当の企画者であった証左は見つかっていない。 けれども、この前代未聞のアンデパンダン展が戦後まもない日本で始まろうとしていたのに先立って、松尾が読売新聞社の副主筆View More >

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連載 田中功起 質問する 6-1:林卓行さんへ1

国内外で活躍する気鋭のアーティストが、アートをめぐる諸問題について友人知己と交わす往復書簡。ものづくりの現場で生まれる疑問を言葉にして、その言葉を他者へ投げ、投げ返される別の言葉を待つ……。第6回の相手は、美術理論・美術批評の林卓行さん。約3ヶ月の間にそれぞれ3通の手紙で「制作のView More >

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ニッポン国デザイン村:9

妄想芸術劇場 「露出投稿雑誌」というメディアがあるのを、ART iTを読むような方々はご存じだろうか。「露出」といっても写真の露出=exposureではなくて、「露出狂」の露出=exhibitionismの露出。つまり野外や公共の場所で、あられもない姿を晒し、それを撮影した画像にView More >

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広州のアフリカ人 文/日埜直彦

広州のアフリカ人 文/日埜直彦 Photo: Naohiko Hino 中国南部、香港の西側、内陸に入り込んだ珠江デルタに中国第三の人口を抱える都市、広州がある。北京や上海の国際都市としての発展ぶりと比べると対外的には影が薄く、仕事上の必要でもなければ特に訪れたくなる都市ではないView More >

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Curators on the Move 20

ハンス・ウルリッヒ・オブリスト+侯瀚如(ホウ・ハンルウ) 往復書簡 距離を保つことの火急的必要性   この3ヶ月の間に起きた劇的な出来事への覚書 親愛なるHUOへ、 手紙ありがとう。すっかり返事が遅くなってしまって申し訳ない。 こんなに遅くなってしまった理由は、君からのView More >

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Curators on the Move 20

距離を保つことの火急的必要性 ホウ・ハンルゥからハンス・ウルリッヒ・オブリストへの手紙 この3ヶ月の間に起きた劇的な出来事への覚書 親愛なるHUOへ、 手紙ありがとう。すっかり返事が遅くなってしまって申し訳ない。 こんなに遅くなってしまった理由は、君からの手紙を受け取ってから今まView More >

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連載 田中功起 質問する 5-6:沢山遼さんから3

作品と批評との関係を考える往復書簡第5回。書簡の最後となる、沢山さんの返信では、震災が様々な領域にどのような影響をもたらしたか、そしてその中でなお批評の根拠となるものとはなにかについて、論及しています。 田中功起さんの第3信はこちら|往復書簡 田中功起 目次 件名:経験的レベルのView More >

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18:松尾邦之助と読売アンデパンダン展(2)

Part 1はこちら あらためて確認しておきたいのは、敗戦直後、藤田嗣治や岡本太郎と深い繋がりがあり、進んだフランス美術界の事情にも詳しく通じ、おまけに思想的には著しく無政府主義に傾く人物が、日本を代表する新聞社の中枢に在籍していたという事実である。そのような人物が、帰国後、戦争View More >

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