東アジア文化都市2018金沢『変容する家』

 

東アジア文化都市2018金沢
変容する家
2018年9月15日(土)-11月4日(日)
金沢市内(広坂エリア、石引エリア、寺町・野町・泉エリア)
https://altering-home.com/
開場時間:10:00-17:00(※会場により異なる場合あり)
休館日:月(ただし、9/17、9/24、10/8は開場)、9/18、9/25、10/9
企画:金沢21世紀美術館(黒澤浩美、中田耕市、高橋律子)

 

2018年の「東アジア文化都市」に選ばれた金沢では、金沢21世紀美術館の企画により、市内の3つのエリア(広坂エリア、石引エリア、寺町・野町・泉エリア)にある民家やビルなどを会場に「家」をテーマとした展覧会『変容する家』を開催する。

「東アジア文化都市」は、日本・中国・韓国の3カ国において文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施する取り組み。2018年は金沢のほか、哈爾濱(ハルビン)、釜山が選ばれている。

本展では、社会システムとして構造化されている「家」に着目し、一般化しやすい建築的・物理的な「家」のみならず、表面化しない感情、慣習や文化全般に浸透している「家」、とりわけ、グローバル化の影響で移動が常態化した今日の「家」の在り方を多角的に検討し、その意味を捉え直す。

 


川俣正「金沢スクオッターズプロジェクト」2018年 ©Tadashi Kawamata、写真提供:金沢21世紀美術館

 

金沢21世紀美術館のある広坂エリアでは、『起点としての80年代』に出品している川俣正が同館近隣の空きビル全体を使った巨大なインスタレーションを発表するほか、同館広場を使用。商店街を中心に6会場が集まる石引エリアでは、オーギカナエ呉夏枝ギムソンホックなどが生活に寄り添う作品を発表。旧北國街道が通り、元工場や寺院、町家などを使用する寺町・野町・泉エリアでは、2012年から13年にかけて金沢21世紀美術館で個展を開催した経験を持つス・ドホ、ドクメンタ13(2002)やヴェネツィア・ビエンナーレへの参加経験を持つソン・ドンムン・キョンウォン & チョン・ジュンホに加え、さわひらきチェン・ウェイなどが空間を生かした展示を行なう。また、金沢21世紀美術館で個展『チウ・ジージエ 書くことに生きる』を開催中のチウ・ジージエは3会場全域で作品を発表する。

 

出品作家
川俣正ス・ドホ、オーギカナエ、ギムホンソック、ソン・ドン、山本基、ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ、チウ・ジージエ、ミヤケマイ、伊能一三、宮永愛子、ハン・ソクヒョン、呉夏枝、さわひらき、チェン・ウェイ、風景と食設計室 ホー、魚住哲宏+魚住紀代美、ヤン・ヨンリャン、リ・ビンユアン、村上慧、イ・ハンソル、グゥ・ユルー

 


ギムホンソック「日風商店のためのドローイング」2018年 ©gimhongsok

 


 

東アジア文化都市2018金沢 コア事業連携企画
チウ・ジージエ 書くことに生きる
2018年9月8日(土)-2019年3月3日(日)
金沢21世紀美術館 展示室7〜12、14、ほか
https://www.kanazawa21.jp/
開館時間:10:00-18:00(金、土は20:00まで)
休館日:月(ただし、9/17、9/24、10/8、10/29、12/24、1/14、2/11は開場)、9/18、9/25、10/9、12/25、1/15、2/12、年末年始(12/29-1/1)

起点としての80年代
2018年7月7日(土)-10月21日(日)
金沢21世紀美術館 展示室1〜6、13
https://www.kanazawa21.jp/
開館時間:10:00-18:00(金、土は20:00まで)
休館日:月(ただし、9/17、9/24、10/8は開場)、9/18、9/25、10/9

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